現役法医学者が教える! 知られざる法医学の真実
数年前、空き地で男性の遺体が発見されました。 遺体の肩には、体の上の方から付いた、 同じ向きの2か所の刺し傷があり、 1つの傷は、心臓まで達していました。 しかし、凶器は見当たりません。 実は、事件ではなく事故だったのですが、 2つの傷はどうやってできたのでしょうか?
正解は…剪定バサミが刺さってできた
この男性、ご近所の庭の木を剪定してあげていた時、 バランスを崩し、剪定バサミと共に木から落下。 頭から落ちたその拍子に剪定バサミが、 肩に刺さったのです。 まだ意識のあった男性は 助けを求めて50m歩き、空き地で力尽きたのです。
川で発見された死体。川の中で溺死したのか? 殺された後、川に流されたのか、 当初わかりませんでしたが、ある事を調べたら、 川の中で溺死した事がわかりました。 一体、何を調べたのでしょうか?
正解は…肺の中のプランクトン
川の水を吸い込む事によって 肺の中にプランクトンが流入します。 死亡してから川に捨てられた場合は、 呼吸をしてないため プランクトンを吸い込む事はないのです。