いきものの生存競争ミステリー 「わけあって絶滅しました。」
1万年程前、南米に無敵を誇る ほ乳類がいました。 それは最大級のものだと 体長6mにもなるメガテリウム。 無敵を誇っていたメガテリウムは なぜ絶滅したのでしょうか?
正解は…人間に食べられた
メガテリウムはかれこれ100万年近く無敵でいた為、 人間を見ても敵ではないと油断していました。 そのため次々と狩られて、絶滅したのです。
16世紀頃までニュージランドには 飛べない大きな鳥がいました。 それはジャイアントモア。 当時の人々はジャイアントモアを捕まえる際、 小石を利用したそうですが、 一体どのように使ったでしょうか?
正解は…焼いて飲み込ませた
ジャイアントモアは、木の葉や枝を 噛み砕くことなく丸飲みしていました。 その消化吸収に必要だったのが小石。 小石を飲み込み、胃の中でこすり合わせる事で、 植物をすり潰していたのです。 この習性を見た人間は、 焼いた小石を地面にばら撒き飲み込ませ ジャイアントモアを捕まえたのです。
つい3万年程前まで地上には我々の直系の祖先とは別の 人類がいました。 それはヨーロッパや中東で暮らしていたネアンデルタール人。 我々の祖先より力が強かったそうですが、 何かが足りずに絶滅しました。それは一体何でしょうか?
正解は…想像力
我々の先祖は、神様のような存在を想像することで、 他人同士がひとつの集団として暮らしていました。 食料不足になるとみんなで分業して、 食べられるものを探し回り、未知の食材を食べて 集団として生き延びました。 一方ネアンデルタール人は、 大きな集団を作らず家族単位での生活をし、 食料が不足しても、未知の食材を探すには 人手が足りず、飢えて数を減らしていったとも 言われているのです。