第1話
2014年1月11日放送
5人組のロックバンド・SHARKは、レコード会社「ワンダーレコード」の新人開発部の小松一加(山下リオ)に魅力を見出され、メジャーデビューを控えていた。しかし、バイク事故によってバンドのカリスマボーカル北川和月(藤井流星)を失ってしまう。
和月が亡くなって1年――。萩原海(濵田崇裕)を中心に、足立哲平(神山智洋)、竜崎歩(松村北斗)、里見憲三(岩本照)ら残ったメンバーでライブ活動を行うものの、ファンのほとんどは離れてしまっていた。
SHARKの新しいフロントマンとなるボーカルを見つければ再びメジャーデビューへの道が開かれるかもしれないと考えた一加は、メンバー探しに奔走する。そんな折、一加は会社の後輩・美紅(真野恵里菜)の結婚式で、一人の青年・倉田瑞希(平野紫耀)と出会う。
第2話
2014年1月18日放送
荒削りながらも胸に突き刺さるような瑞希(平野紫耀)の歌声に心を奪われた一加(山下リオ)は、SHARKへの加入を提案。しかし、自信過剰な瑞希は、くすぶっているインディーズバンドに入るつもりはないと一蹴する。瑞希の才能を確信する一加に対し、4人での活動にこだわる海(濵田崇裕)。だが、憲三(岩本照)はこれから先の活動に対する不安をあらわにする。
その頃、瑞希はスカウトされた「誉田プロダクション」へ向かっていた。意気揚々と担当者の真島(津田寛治)を訪ねる瑞希だったが、人気モデルとのユニットデビューを持ちかけられて…。
第3話
2014年1月25日放送
疲労で倒れた海(濵田崇裕)に代わり、瑞希(平野紫耀)がボーカルを務めたSHARKのライブは成功を収めた。だが、瑞希はメンバーに痛烈なダメ出しをする。一加(山下リオ)は、正式にボーカルとして迎えるためにみんなとうまくやってほしいと頼むが、瑞希は取り合わない。海は瑞希にささやかな嫉妬を感じ、哲平(神山智洋)たちは音楽のセンスを認めつつも、横暴な態度に苛立っていた。
そんな中、歩(松村北斗)は、好意を寄せる笑美(山谷花純)に、自分の世界を変えた音楽の素晴らしさを伝えたいと悩んでいた。歩の思いを知った瑞希は、SHARKのたまり場に歩を呼び出す。
第4話
2014年2月1日放送
新人オーデションの締め切りが迫るが、SHARKメンバーの心はバラバラのままで、一加(山下リオ)は焦っていた。追い討ちをかけるように、憲三(岩本照)がメジャーデビューが決定しているバンド・ニュートンズに移りたいと言い出した。一加は海(濵田崇裕)に説得するよう頼むが、「憲三が夢を叶えるチャンスを邪魔できない」と断られてしまう。
瑞希(平野紫耀)は、自分が入るSHARKに期待できないと言い放った憲三に腹を立てながらも、気になって仕方ない。そんな気持ちを察した楓(川栄李奈)に、人のライブを見るのも勉強だとけしかけられ、憲三が加入したニュートンズのライブを観に行くが…。
第5話
2014年2月8日放送
新人オーディションの一次審査を通過したSHARK。しかし、海(濵田崇裕)と哲平(神山智洋)は結局オーディションに参加しないままだった。最終審査には一緒に出ようと、まずは哲平を誘うメンバーだったが、前回のライブ後に瑞希(平野紫耀)が言った「絶望的に下手」という言葉に哲平はひどく傷つき、やる気をなくしていた。
同じ頃、哲平は高校時代の友人・隼人(菊田大輔)から「SHARKのギタリストが来るだけで盛り上がる」とイベント出演の話をもちかけられていた。イベントの当日、哲平は打ち合わせ通りにDJとギターでのセッションを始めるが、思わぬ嫌がらせが始まり…。
第6話
2014年2月15日放送
新人オーディション最終審査に向けて、海(濵田崇裕)以外のメンバーでSHARKが動き始めた。ぶつかり合いながらも練習をするメンバーを微笑ましく見守る一加(山下リオ)。SHARKのボーカルには瑞希(平野紫耀)しかいないと心に決めている一加だったが、海からもう一人のボーカル候補を観にきてほしいと誘われる。
新しいボーカル候補として紹介されたのは、SHARKの大ファンだという明石忍(柿澤勇人)だった。忍のストリートライブは大勢の観客でにぎわっていたが、ボーカル候補が気になり偵察に来た瑞希や憲三(岩本照)は、忍を「プロのレベルではない」と判断。海と口論になってしまう。
第7話
2014年2月22日放送
海(濵田崇裕)も戻り、ついに新生SHARKが動き出した。早速、音楽番組「ミュージックモンスター」への出演が決まったメンバーは、緊張しながらも撮影に臨む。一方、ワンダーレコードでのデビューをかけたラストチャンスのオーディションで優勝できなかったSHARKを未だに心配する一加(山下リオ)に、吉村(岡田浩暉)は「SHARKから手を引け」と忠告する。
「ミュージックモンスター」のオンエア当日、たまり場に全員で集まって、放送を待ちわびるメンバー。だが、番組が始まり、和月(藤井流星)がいた頃のライブ映像とともに紹介されたのは、瑞希(平野紫耀)の秘められていた過去で…。
第8話
2014年3月1日放送
再びワンダーレコードからデビューのチャンスをもらえることになったSHARK。テレビ出演をきっかけに番組への出演依頼が増え、瑞希(平野紫耀)が加入してから初めてのライブも決まった。
対バン相手は「CASTAWAYS」というバンドだと連絡を受けるが、なんとそのバンドのボーカルは、海(濵田崇裕)がSHARKのボーカル候補として名前をあげていた忍(柿澤勇人)だった。路上で歌っていたときとは別人のように変貌した忍に驚くSHARKメンバー。さらに忍は、「次のライブで客をより盛り上げたほうが勝ち」と海に勝負をもちかける。
第9話
2014年3月8日放送
忍(柿澤勇人)のボーカルに圧倒された瑞希(平野紫耀)は、新生SHARKの初ライブで歌うことができず、海(濵田崇裕)が代わりに歌うことに。瑞希が急遽降板したことで、ファンからは「チケット代返せ」や「ボーカル失格」と不満の声が上がっていた。後日、瑞希は取材にも姿を現さず、他のメンバーはそんな彼に憤るとともに、和月(藤井流星)のようにまた大切な存在を失う恐怖に襲われていた。
その頃、瑞希を心配する楓(川栄李奈)は彼を連れ出し、自分が夢を諦めた過去を語り叱咤する。そして、意を決した瑞希はたまり場に向かい、ある言葉をメンバーに告げる。
第10話
2014年3月15日放送
一加(山下リオ)は、ワンダーレコードにSHARKのデビューを反対している重役が一人いるという情報を聞く。その役員とは瑞希(平野紫耀)が子役時代に所属していた事務所の冴島(大河内奈々子)だった。「お金にならないSHARKはデビューさせない」と断言する冴島に、瑞希は悔しさを噛みしめる。
冴島を納得させられるような新曲を作ろうと決意したSHARKメンバーは、早速曲作りに取り掛かる。しかし、海(濵田崇裕)は「曲はあるが作詞で迷っている」という。海の様子に疑問を抱いた憲三(岩本照)はこっそり海のギターケースを覗くが、そこから出てきたのは和月(藤井流星)が事故で亡くなる直前に書いていた歌詞だった。
第11話
2014年3月22日放送
冴島(大河内奈々子)は、一加(山下リオ)にSHARKのデビューを再検討する条件として、瑞希(平野紫耀)をクビにすることだと告げる。メンバーのことを一番に考え、条件はのめないと断る一加に、冴島は「レコード会社の人間はアーティストに裏切られる瞬間が必ずくる」と言い放つ。
同じ頃、喉の調子に違和感をおぼえた瑞希は、医師から喉の病気である「声帯結節」だと診断される。しばらく歌を休むようにという医師の忠告に戸惑う瑞希。病気のことをメンバーに打ち明けられず次第に距離を置いていた瑞希は、SHARKのデビューのために冴島の元を訪れ…。
第12話
2014年3月29日放送
SHARKワンマンライブの前日、瑞希(平野紫耀)の喉は限界に近づいていた。異変に気付いた楓(川栄李奈)は瑞希を問い詰め、今回は諦めて次のデビューのチャンスに懸けるよう促す。しかし、SHARKのメンバーを失望させたくない瑞希は、楓の言葉を突っぱねる。
ライブ当日、瑞希の掛け声でメンバーは円陣を組む。満員の観客から「SHARK」コールが湧き上がる中、ついにライブが始まる――。