凌介(西島秀俊)が真帆(宮沢りえ)の保険金の受取人になっていることがネットで拡散される。しかも、生命保険の加入は失踪直前。マスコミもこの情報を追い、光莉(原菜乃華)と篤斗(小林優仁)にも生命保険をかけていたというデマが広がり、真に受けた志乃生(丘みつ子)と三郎(浜田晃)に問い詰められる凌介。
警察の捜査により、光莉のスマホと真帆の指輪が発見された現場で犯人のものらしき足跡が見つかる。阿久津(渋川清彦)と落合(吉田健悟)は光莉がストーカー被害に遭っていたという情報から、彼女の学校付近で聞き込みをするが…。
凌介に関する陰謀論動画を作り続けるぷろびん(柄本時生)のYouTubeチャンネルがガイドライン違反でBANされる。復活を目論むぷろびんと町山(遼太郎)のもとに、何者かによる情報提供のメッセージが届き…!?
亀田運輸では苦情電話がますます増え、会社を辞めたいと言い出す社員も出てくる。太田黒(正名僕蔵)から責任を問われる中、凌介は支社長に呼び出される。大阪の本社にまで抗議が殺到し、全社的に大問題となっていた。支社長は、記者会見で身の潔白を説明し、世間に誹謗中傷を止めてほしいと訴えるようにと凌介に告げる。
凌介は、瑞穂(芳根京子)と一緒に記者会見の練習をすることに。瑞穂は「負けないでください」と凌介を励ますのだった。
そして、記者会見当日。会場には多くのマスコミが集まる。生中継もされる中、凌介は報道陣からの質問に丁寧に答えていく。しかし、記者から凌介の不倫現場写真を突きつけられーー!?
“炊飯器旦那の不倫現場発見”という画像は、事件当日に凌介が駅で陽香(生駒里奈)に人違いされた様子を撮影したものだった。前夜に投稿され、拡散されていたもので、記者から不倫していたのではないかと問い詰められる凌介。凌介はキッパリと否定し、不確かな情報源をただすことで疑惑を収められたかに思われた。しかし、会見が終わる直前。警察発表されていない冷凍遺体についての質問が投げかけられる。ぷろびんが、情報提供者から得たネタを会見中に動画でアップしたのだった。警察に口止めされている凌介が答えを躊躇しているうちに、支社長と太田黒によって会見は強制終了され、報道陣からは怒号が飛ぶ。
ネットでは、亀田運輸が大炎上。凌介は、出社停止を命じられる。凌介が疲れ果てて帰宅すると、ドアの全面に冷凍便のシールがびっしりと貼られていた。見えない誰かの悪意に凍り付く凌介。さらに追い打ちをかけるように、林(深水元基)から新居の建築中断を知らされる。
そんな中、朋子(桜井ユキ)が凌介を訪ねてくる。彼女は、真帆から作り方を教わったという、がめ煮を持ってきていた。凌介が食事をとっていないと気付いた朋子は、家に上がり込み、キッチンの残り物を使って味噌汁を作り始める。よく真帆と一緒に相良家で料理をしたという朋子。真帆の存在に救われていたと語る。朋子が作ったがめ煮は、確かに真帆の味だった。その味に思い出が蘇り、凌介は思わず涙する。
凌介は一星(佐野勇斗)から呼び出され、「至上の時」で会うことに。瑞穂と日野(迫田孝也)も、凌介を心配していた。瑞穂に元気づけられて、凌介は少し明るさを取り戻す。そこに河村(田中哲司)が駆け付け、一同は真犯人について推理をする。
凌介の不倫現場として写真を投稿したのは“ミシシッピアカミミガメを守る会副会長”というアカウントだった。写真は凌介が真帆たちの失踪を知る前、つまり事件発覚前に撮られたもの。その時点で凌介をマークしていたとすると、このアカウントを使う人物が真犯人である可能性は高い。しかも、一星の調査によると、ローファーが埋められていた情報を流した“をんぬむ”と同一人物ということも分かった。一星は、この人物がぷろびんに冷凍遺体の情報を提供したのか、調べると言う。
凌介が帰宅すると、ドア一面にあった“冷凍便”のシールが剥がされ、代わりに朋子からの「困ったらいつでも言ってくださいね」というメッセージが貼られていた。凌介は朋子に感謝し、お礼のメッセージを送る。
その頃、朋子の家では、清明(桑名愛斗)が探し物をしていた。清明は、母の部屋の押入れを開ける。押入れに入っていたものを見て、驚く清明。その背後にいた朋子は押入れの戸を閉め、「しー」と何かを口止めする…!
一方、凌介がリビングの明かりを点けると、窓ガラスを破って何かが飛び込んでくる。それは、サッカーボールで、何かのマークが書いてあり…!?