STORY

#162022.2.13 放送

凌介(西島秀俊)の家のポストに「それでも探しますか?」と真帆(宮沢りえ)の不倫を告発するビラを入れたのは、瑞穂(芳根京子)だった。凌介が説明を求めると、瑞穂はその真相を語り始め…。

阿久津(渋川清彦)と落合(吉田健悟)はプロキシマの社員たちから、陽香(生駒里奈)が一星(佐野勇斗)のオンラインサロンのメンバーだという情報を得る。陽香はサロンで、“高場花”という名の看護師になりすましていた。その写真を見て、光莉(原菜乃華)は、自分を監禁していた犯人だと証言。凌介もその女の顔にひっかかり…。

一方、朋子(桜井ユキ)と山田(柿澤勇人)は、ある人物から危険な計画を依頼される。
週刊追求では河村(田中哲司)らが、3つの事件の容疑者、バタコ(香里奈)・陽香・林(深水元基)が結託していた仮説を立てる。しかし、主導権を握れそうな人物がいない。この“同時誘拐”の首謀者は一体誰だったのか…?

そんな中、真帆が失踪前夜にかけていた電話について、驚きの新事実を知らされる凌介。その事実から凌介は、意外な推理を展開して、一同を驚かせる。
またもや見つかる、真帆生存の痕跡。判明する一星の安否。野放しになった危険人物たちが、新たな牙をむき始める中、怒濤の逮捕劇へと物語は加速する――!

以下ネタバレを含みます

瑞穂が真帆の不倫を告発したのは、林に対する怒りからだった。真帆と林の密会写真をネット上で発見し、疑惑の目を向けていた頃、林が凌介に冷たく接しているのを病室の外で立ち聞きし、林を信頼する凌介の目を覚まさせたかったのだ。間違った方法だったと謝る瑞穂だが、凌介はすんなりとは受け入れられない。しかし、光莉が瑞穂に感謝している姿を見て、今まで支えてくれた瑞穂を改めて信じる凌介。

陽香が事件当日に人違いしてきた女だと気づいた凌介。その頃から陽香は事件を計画・実行していたのか?そして、陽香に個人情報を使われていた本物の “高場花”は、数か月前から陽香に脅され、薬品や医療器具を横流ししていたと、河村に告白する。

篤斗の病室へ向かう凌介と光莉をつけていた強羅(上島竜兵)。しかし、2人に近付こうとしたその時、猫おばさん(平田敦子)が現れる。猫おばさんは、強羅が刃物を隠し持っていることを見抜き、追い払う。

光莉が通っていた美容室から予約確認の電話が入る。しかし、光莉は予約をした覚えがなかった。光莉が美容室に行く時はいつも真帆が予約を取っていた。真帆が予約してくれたのではないかと言う光莉。2人は、真帆の無事に希望を募らせる。

一方、安否不明だった一星は、陽香の家の浴室に監禁され、ペット用の見守りカメラで監視されていた。与えられた食事にも手を付けず衰弱していく一星…。

かがやきの世界に追われるぷろびん(柄本時生)は、至上の時に駆け込み、動画を投稿しようとする。店内には客のフリをしていた信者たちがいたが、間一髪のタイミングでPCを受け取った日野(迫田孝也)が動画投稿に成功。その動画は、かがやきの世界の教祖(相築あきこ)と信者らが2つの遺体らしきものを掘り返している映像だった。

河村からの情報提供を受け、警察は陽香を特定。阿久津と落合は葬儀場へ乗り込み、激しい格闘の末、陽香を逮捕する。

凌介は、篤斗と病院の中庭でサッカーをする。光莉が2人を見守り、苦手ながらも頑張ろうとする凌介に声をかけたのは山田だった。バタコに弱みを握られ、篤斗を拉致するよう脅迫された山田と朋子が、やって来たのだ。異変を察知し、篤斗を助けようとした凌介の首に、吹き矢が刺さる。吹き矢を放ったのは、バタコ。倒れた凌介に、篤斗が「パパ…!」と呼びかける。凌介はバタコの足にしがみつき「篤斗は俺の息子だ!」と必死にバタコを止める。そこに警官が駆け付け、取り押さえられるバタコ。凌介は吹き矢に塗られたフグの毒で意識を失うものの軽症で済み、篤斗はついに、事件について話すことを決心する。

一方その頃、かがやきの世界に警察が突入。施設内では教祖が、待っていた。その傍らには、2つの棺。片方には、充(前野朋哉)の遺体。もう1人の遺体は一体誰なのか――!?