【3問目】 菅笠、豆絞り、竿。夏の旅行シーズン真っ只中。各地の川下りの船もお客様で賑わっています。 そこで問題。皆さんは川下りの船頭さんです。船を操りながら何かを言ってください。 楽太郎 ま、まずい。川下りしてたら、腹下りになった。 歌 丸 今日はお役人の団体かい。川下りより天下りが似合いそうじゃねえか。 好 楽 え？いつからこの仕事やってるって？船頭（先祖）代々だよ。 小遊三 お？船が軽くなったと思ったら、乗せた時より三人減ってるか。 楽太郎 俺が品がいいって？上流の生まれよ。   歌 丸 自慢じゃねーが、俺は船頭仲間から歌ちゃんって呼ばれてんだよ。たまちゃんはどうしたろうな。 楽太郎 おや？たまちゃんかと思ったら歌丸が流れてきた。   歌 丸 川の水が黒くなると思ったら、楽太郎が流れてきた。   木久蔵 難しいな、万景峰号を竿で運ぶのは。 たい平 あー、お客さん。船酔いしちゃったんで代わってもらえませんか？ 小遊三 女将さん、あっしに惚れちゃいけねえぜ。あっしに惚れるとほら、そこの深みにはまりますぜ。   たい平 あなたフィリピンに連れてってくれるって言ったから楽しみに来たのになんで私が漕いでるのバカタレスケベ社長なんだから。 歌 丸 あればっかり。 圓 楽 フィリピンに行った方はご存知ですよ。     歌 丸 お客さんどうします？岸で見送ってる楽太郎が圓楽のバカヤローって言ってますけれども。 楽太郎 お客さん涼しそうですね。御覧なさいな丘を。馬が歩いて行きますよ。 たい平 皆さん私は船頭に見えるかも知れませんが、本当は虚無僧なんですよ。   歌 丸 何ですお客さん？船頭は儲かるかって？もう毛はない。