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【3問目】
五月の第二日曜日は母の日。お母さんに感謝の気持ちをこめたプレゼントをするお子さんもいると思います。そこで皆さんはそんな子供になって「僕のプレゼント」という題をした作文の一節を読み上げて下さい。あたくしが先生になって『偉いわね〜!』って言いますので更に続けて頂きたい。 |
小遊三 |
僕のプレゼント。僕は、お酒の好きなママに、一升瓶をプレゼントした。 |
歌 丸 |
偉いわね〜! |
小遊三 |
その晩、二人で夜明かしで飲んだ。 |
たい平 |
僕は、ママに頑張ってダイヤの指輪をプレゼントした! |
歌 丸 |
偉いわね〜! |
たい平 |
でもママと言っても神楽坂のスナックのママだ! |
楽太郎 |
鹿児島のママは? |
昇 太 |
僕のプレゼント。僕はママにバンダナをあげた。 |
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歌 丸 |
偉いわね〜! |
昇 太 |
いつあげようかなー。朝かな〜?昼かな〜?ばんだな〜っと思いました! |
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木久扇 |
僕は、母の日ぐらいはお母さんが家事をやらなくて済むように、木久蔵ラーメンを作ってあげた。 |
歌 丸 |
偉いわね〜! |
木久扇 |
その晩、お母さんは急に入院した。 |
歌 丸 |
木久ちゃん、ダメだよ。自分でそんなこと言ってたんじゃ。 |
好 楽 |
僕のプレゼント。僕はママにお手伝い券を差し上げました。 |
歌 丸 |
偉いわね〜! |
好 楽 |
そしたらママはそんなものより現金をくれと言いました。 |
昇 太 |
僕のプレゼント。僕はママにひもパンツをあげた! |
歌 丸 |
偉いわね〜! |
昇 太 |
えらいんじゃなくてエロイんです〜! |
歌 丸 |
山田君、一枚持って行きなさい! |
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木久扇 |
僕は母の日にお母さんに謎かけをプレゼントしました。 |
歌 丸 |
偉いわね〜! |
木久扇 |
母の日とかけまして染物屋さんと解く、その心は、あいがいっぱい!座布団ちょうだい。 |
歌 丸 |
…山田君、一枚持って行きなさい。いらないから立ち上がったんだろうから。 |
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楽太郎 |
僕のプレゼント。僕は、お母さんに純白のハンカチをあげた。 |
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歌 丸 |
偉いわね〜! |
楽太郎 |
冨士子はそれを、巌の顔にそっと掛けた。 |
たい平 |
ちゃんちゃんちゃーん! |
歌 丸 |
…山田君、二人の全部持って行きなさい! |
歌 丸 |
巌ってのはあたしの本名、冨士子ってのはうちのカカアの名前なんだから! |
楽太郎 |
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たい平 |
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好 楽 |
僕はママに弓矢をプレゼント致しました。 |
歌 丸 |
偉いわね〜! |
好 楽 |
それが楽太郎に当たると、僕は圓楽を襲名することになりました。 |
楽太郎 |
待て! |
歌 丸 |
好楽さんに一枚やろう!好楽さん、それ願ってるから! |
好 楽 |
はい! |
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楽太郎 |
僕はママに笑顔で過ごしてもらいたくて、落語会のチケットをプレゼントした。 |
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歌 丸 |
偉いわね〜! |
楽太郎 |
ママはそのチケットに書いてある出演者を見て、「この好楽ってだーれ?」と言った。 |
歌 丸 |
失礼だよ、そりゃ!兄弟弟子じゃない。第一さ、あんたに一枚やった日にゃ好楽さんに対してあたしが失礼になる…山田君、二枚やって! |
好 楽 |
なんだよ!裏切り者! |
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たい平 |
僕のプレゼント!僕はお金がないので、タンポポをひとつママにプレゼントした! |
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歌 丸 |
偉いわね〜! |
たい平 |
ママは僕にとって世界にひとつだけの花だ! |
歌 丸 |
きれいじゃないの! |
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木久扇 |
僕は母の日に、お母さんに口紅をプレゼントしました。 |
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歌 丸 |
偉いわね〜! |
木久扇 |
いま僕のクレヨンに赤はありません。 |
好 楽 |
うまい! |
歌 丸 |
こりゃ傑作だ、面白いよこれは。 |
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