「鮟鱇は 唇ばかり 残すなり」
鍋物の大変美味しい季節。これは鮟鱇の哀れな姿を詠んだ古川柳です。そこで
「残すなり」
を活かして皆さんお得意の替え川柳をこしらえていただきたい。
円 楽
板垣は 死すとも自由 残すなり。
昇 太
独り者 ご飯炊きすぎ 残すなり。
好 楽
下町は 義理人情を 残すなり。
木久扇
笑点は 笑いと感動 残すなり。
たい平
震災は 今も爪痕 残すなり。
小遊三
一晩の 恋は切なさ 残すなり。
木久扇
雨上がり 七色の虹 残すなり。
昇 太
子や孫に 緑の地球 残すなり。
好 楽
しのぶ亭 寄席の火消さず 残すなり。
円 楽
しのぶ亭 骨組みだけを 残すなり。