昨年は流通用の1円玉の製造が1枚もなかったんだそうです。一円玉を利用する人が減っているんですかね。一円玉の身になれば悲しいことだと思います。そこで皆さん、一円玉になって喜怒哀楽をたっぷりになにか主張をしてください。私が「どうしたの？」と伺いますので何か続けていただきたい。 円 楽 冗談じゃねえ。 歌 丸 どうしたの？ 円 楽 自動販売機の下にいたら小遊三が見つけて「チェッ」って言ってやんの。 木久扇 仲間はたくさんいるんだぞ！ 歌 丸 どうしたの？ 木久扇 関東一円にな。     好 楽 俺がしゃべるとは思わなかったよ。 歌 丸 どうしたの？ 好 楽 金が物を言う時代だもんな。 小遊三 京都の料亭に行ったら入れてくれねえんでやんの。 歌 丸 どうしたの？ 小遊三 一円様お断りだって。   たい平 みんなが俺の顔を見て笑うんだよ。 歌 丸 どうしたの？ たい平 崩しようのない顔だって。 好 楽 みんな俺のことを仕事がねえとか一円しかねえとか言うけどさ。 歌 丸 どうしたの？ 好 楽 世界の人から一円ずつ貰えば70億円になるんだよ。 昇 太 うわー、またあいつ来たよ。 歌 丸 どうしたの？ 昇 太 お賽銭箱の中に入ってたらまた小遊三が覗きに来たんだよ。 たい平 ぼく、大月の道端に落ちてたらみんなが「なんだろなんだろ」って集まって来るんだよ。 歌 丸 どうしたの？ たい平 まだ物々交換なんだね。 木久扇 小話です。あんたお金欲しいの？ 木久扇 マーネー。 歌 丸 「どうしたの？」ってどこで入れるの？ 木久扇 どこで入れるんでしょうね。 歌 丸 山田君、2枚持っていきなさい！     円 楽 あーあー、国と地方の借金が一千兆超えたか。 歌 丸 どうしたの？ 円 楽 まあ、俺みたいな小物が心配しても無駄か。   たい平 あー、苦しい苦しい。 歌 丸 どうしたの？ たい平 好楽さんが大事にギュウっと握り締めてるの。 昇 太 好楽師匠、すみませんがお願いします。 歌 丸 どうしたの？ 昇 太 これでもって一席お願い致します。 歌 丸 いくらなんでも好楽さんに気の毒ですよ。山田君、2人に1枚ずつやって！ 昇 太 たい平