 |
「何が不足で 枕を投げた 投げた枕に 罪はない」昔からある都都逸です。今回はこの「何が不足で」の部分を活かして変え都都逸をこしらえて頂きたい。 |
たい平 |
何が不足で 女房が家出 あれから毎日 楽しいな。 |
好 楽 |
何が不足で 仕事が来ない 弟子よりギャラが 安いのに。 |
 |
|

|
昇 太 |
何が不足で 二股かける 一人こっちへ まわしてよ。 |
たい平 |
何が不足で 逆らう子供 そろそろ来たか 反抗期。 |
昇 太 |
何が不足で 化粧をするの 僕は素顔の 君がいい。 |
円 楽 |
何が不足で お嫁が来ない 孫が見たいと 母が言う。 |
 |
|

|
木久扇 |
何が不足で 板前やめる もう少し我慢して そこにいたまえ。 |
たい平 |
何が不足で 友達できぬ 胸に手をあて 聞いてみな。 |
 |
|

|
小遊三 |
何が不足で 患者が怒る 座薬と火薬と 間違えた。 |
木久扇 |
何が不足で 答えが受けぬ そうだお客が 悪いから。 |
昇 太 |
何が不足で お医者が騒ぐ ハサミが一本 見当たらない。 |
たい平 |
何が不足で 結婚したか 今となっては わからない。 |
 |