第100回全国高校サッカー選手権は12月28日に開幕します。岐阜県代表の帝京大可児は、29日の初戦で今治東(愛媛)と激突します。全国制覇を目指す帝京大可児の注目選手とチームの特長を紹介します。
■ボールを大切につなぐ攻撃的スタイルで県大会50得点
帝京大可児は岐阜県大会5試合で50得点を奪う圧倒的な得点力を誇ります。ボールを大切にするサッカーをベースに、攻撃的サッカーにさらなる磨きをかけています。中盤でのボール支配率を高めたいところ。アタッキングサードでは貪欲にチャレンジを繰り返します。
ゴール前での決定力が高い選手が揃う中、県大会でチーム最多の15得点を挙げたのが、前のチームからの主力メンバーのひとりMF三品直哉選手(3年)です。県大会決勝の中京戦では4ゴールを奪うなど、試合前に宣言していたハットトリック以上の活躍をみせ、その能力の高さを示しました。選手権での目標を三品選手は「10得点」と宣言しています。有言実行なるか、大注目です。
■過去最高の全国ベスト16超えへ
指揮官として選手権6回目となる仲井正剛監督は、「サッカーは人間育成」をモットーに指導にあたっています。帝京大可児の選手権での過去最高成績は、第96回大会と前回大会のベスト16。仲井監督もキャプテン関駿太郎選手(3年)も選手らも全員が、100回の節目の大会に「相手がどこであれ、自分たちのサッカーを貫くこと。そして自分たちが過去最高の成績を塗り替える」との強い思いで臨みます。いざ、16強の壁を乗り越え、頂点へ―。
※写真は県大会でチーム最多15得点を挙げたMF三品直哉選手(3年)
(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/岐阜放送)
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