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2021

12/19

【高校サッカー注目・福岡】「部員276人」 赤い彗星・東福岡の団結力

第100回全国高校サッカー選手権は12月28日に開幕します。
福岡県代表の東福岡は29日に秋田商業(秋田)と激突。東福岡の注目選手たちとチームの特長を紹介します。

■部員276人の思いを一つに戦う

東福岡は地区大会を通して4試合12得点4失点。部員276人の思いを背負った選ばれしメンバーが、最後まであきらめない粘り強いサッカーを披露します。飯塚との決勝戦では前半8分、今年の武器の一つ、ロングスローの流れから篠田純之助選手(3年)の豪快なオーバーヘッドで先制。しかし、その後は得点できず、後半29分に失点。福岡大会は3試合連続で延長戦を戦うことになりました。※準々決勝はPK戦まで突入。

延長前半6分、途中出場のスーパーサブ大渕来珠選手(3年)が放ったシュートがゴールネットを揺らし、これが決勝弾。2大会連続22回目の全国への切符をつかみました。大渕選手は「自分の得点でチームが勝てて良かった」とチームを勝たせる仕事ができたことを喜んでいました。段上直樹主将(3年)は、厳しい試合が続くなかで「一試合一試合成長しながら戦ってきた。今年はチーム力を強みにしている」と話し、団結力を強調。決勝戦でも、そのチーム力が結果を出すこととなりました。

■4度目の全国制覇を目指す

森重監督は全国に向けて「出るからには勝ちにこだわるし、優勝を目指すのは当然」とコメント。さらに「選手権という大会が100回続いているということにすごく魅力を感じる。選手も、指導者も、この選手権にかける思い、費やす時間、1年の中でもそこで勝ち上がりたい気持ちが最も大きい」と特別な思いを話しました。

段上主将は「全国優勝に向けて戦うのですが、先を見ずに一試合一試合戦っていきたいです」と意気込みを語り、地区大会で3試合連続ゴール(準決勝と決勝では2試合連続決勝ゴール)を決めた大渕選手は「夢はJリーガー。選手権で活躍して、スカウトに評価されるプレーをしたい。そのためにもチームが勝たないと意味がない。自分が点を決めて、チームを勝たせたい」と話しました。

※写真は決勝点を決めた大渕選手

(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/福岡放送)

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