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2021

12/14

【高校サッカー展望・大阪】100回大会 激戦区を制したのは6大会ぶり2回目の阪南大高!

第100回全国高校サッカー選手権は12月28日に開幕し、大阪代表の阪南大高は一回戦で12月29日に丸岡(福井)と対戦。11月13日に行われた大阪府の決勝を振り返り、全国での戦いを展望します。

■大阪大会は激戦区

加盟227校の頂点を決める大阪大会は全国でも屈指の激戦区。最近10年で優勝校が7校出るなど、どこが勝ってもおかしくない熾烈を極めた争いです。

決勝に勝ち上がったのは今年春のインターハイ大阪大会で優勝した阪南大高と前回の選手権大阪大会で優勝した履正社。関西のトップを争うプリンスリーグでも首位を争う両チームが前評判通りに勝ち上がりました。

■試合は開始早々思わぬ展開に…

試合が動いたのは前半早々、ペナルティーエリアで阪南大高10番・櫻井文陽選手のシュートが相手選手の手に当たりPKを獲得。J1湘南内定のキャプテン9番・鈴木章斗選手が落ち着いて決めて先制点を奪いました。

その後も前半10分に、動揺を隠せない履正社から6番・稲垣大燿選手が2点目のゴール。さらに前半27分にはエース鈴木章斗選手がワンステップで相手DFをかわしながらゴール右隅に自身2点目となるシュートを決め3対0。

履正社がその後、反撃するも前半のリードを守り切った阪南大高が6大会ぶり2回目の優勝を飾り全国への切符を手にしました。

試合後、濱田豪監督は「前半の入りで全てをぶつけようということだったので、そこがうまくいったことが全てだと思います。これまで(卒業生が)力があった中で勝てなかった部分があったので、その子たちの想いも含めてよく頑張ったと思います」と目頭を熱くし、選手たちをたたえました。

2点をあげたエースでキャプテンの鈴木章斗選手は「自分が決めて勝つという気持ちでやったので、決められて良かったです。夏の全国で悔しい思いをしているので(インターハイ全国ベスト16)、冬の舞台(選手権)で必ず良い結果を残せるように頑張りたいと思います」と、試合後すぐに全国に目を向けました。

【近年の大阪府代表の成績】
95回大会で東海大仰星が全国ベスト4。94回大会に初出場の阪南大高は開幕戦で敗れ、今大会での選手権初勝利、そして全国制覇を目指す。

※写真右上はキャプテン鈴木章斗選手

(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/読売テレビ)
 

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