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2021

12/20

【高校サッカー注目・千葉】「今年こそ必ず全国制覇」3年ぶりに選手権に帰ってきた流通経済大柏

第100回全国高校サッカー選手権は12月28日に開幕。一回戦で、千葉代表の流通経済大柏は29日に和歌山代表の近大和歌山と激突します。流通経済大柏の監督・注目選手とチームの特長を紹介します。

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選手権決勝で涙をのんだ97回大会から3年。高校サッカーの頂点に再び立つため、7回目の全国への切符を勝ち取った流通経済大学付属柏高校。県大会では流通経済大柏の伝統でもあるハイプレスに加え、今年はボールを握りながら攻め込むスタイルで他校を圧倒しました。

2007年に選手権で初優勝。千葉県柏市にある強豪・流通経済大柏は、これまで数多くのJリーガーを輩出してきました。今年、日本代表に選ばれたFC東京の小川諒也選手やジェフユナイテッド市原・千葉の田口泰士選手らがプロの舞台で活躍します。

そんな名門校のサッカー部を率いるのは、就任2年目を迎えた榎本雅大監督(43)。習志野市立習志野高校出身、国士舘大学時代には総理大臣杯と全日本大学選手権の2冠を達成しました。大学時代に培った「相手より1歩でも多く、1歩でも早く」というモットーを、今の流通経済大柏サッカーにも落とし込んでいます。「今年は技術的に長けている選手が多い。奪ったボールを大事にして相手を動かせるし、ボールを握れるところは今年の特長」――指揮官は今のチームをこう評価します。

やはり今年のチームの中心を担うのは、キャプテンでありボランチでプレーする渋谷諒太選手(3年)。「中盤を制するものは試合を制する」――渋谷選手が一番大切にしている言葉です。試合では中盤で誰よりも走り回ってボールを奪います。そして、誰よりも声を出してチームメートに指示を出します。榎本監督も「ピッチの中の監督」と信頼を寄せています。

渋谷選手にとっても初めての全国選手権。「憧れの舞台で流経大柏は強いと全国に知らしめたい。暴れていく」と意気込みます。3年前の準優勝からポゼッションが強化され、さらにレベルアップした流通経済大柏。今年こそ、86回大会以来遠ざかっている「優勝」を狙います。

※写真はキャプテン・渋谷諒太選手

(取材・文高校サッカー選手権民放43社/千葉テレビ放送)
 

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