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2021

12/13

【高校サッカー展望・福島】「必ず“最後のロッカールーム”を笑って出る!」 尚志 2年振りの選手権へ挑む!

12月28日に開幕する、第100回全国高校サッカー選手権大会。福島県代表の尚志高校は、1回戦で瀬戸内(広島)と対戦します。11月7日に行われた福島県大会決勝を振り返り、全国大会での戦いを展望します。

■尚志(2大会ぶり12回目)

福島県大会の決勝は、2大会ぶり12回目の出場を目指す尚志と、去年の準決勝で尚志を破り、その勢いのまま初めての選手権県代表の座を獲得した学法石川の一戦となりました。

前線からプレッシャーをかけ、高い位置で奪ってカウンターを狙う学法石川に対し、高い個人技でパスを回しサイドを起点にチャンスを作る尚志。

試合が動いたのは前半28分でした。尚志の右SB佐藤利明選手(3年)のクロスをFW小池悠斗選手(3年)が頭で合わせ先制します。

対して連覇を目指す学法石川は、選手交代などで攻撃を活性化し、尚志ゴールに迫りますが、尚志のGK鮎澤太陽選手(2年)のファインセーブもあり、ゴールを奪うことが出来ません。

しかし、後半33分、ロングスローからキャプテン円道竣太郎選手(3年)の強烈なグラウンダーのシュートが決まり、学法石川が同点に追いつきます。

アディショナルタイムは3分。両チームともに延長戦が頭によぎる中、尚志は自陣ゴール前からのカウンターで最後はU-22日本代表にも選ばれた注目のCBチェイス アンリ選手(3年)がゴールを決め、2-1で試合終了。2大会ぶりに選手権出場を決めました。

優勝した尚志の仲村浩二監督は「アンリがU-22で得た経験・知識をチームに伝えてくれている。『自分が全国へ連れていきたい』という思いが決勝ゴールにつながった」と、チェイス アンリ選手の存在を優勝できた要因の一つにあげています。

そして、全国大会の目標として「選手権はベスト4までしか行ったことがないので、優勝して必ず“最後のロッカールーム”を選手と一緒に笑って出たい」と話していました。

【近年の福島県代表の成績】
90・97回大会で尚志がベスト4に入っています。

(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/福島中央テレビ)
 

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