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2022

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【高校サッカー戦記・岐阜】帝京大可児、先制するもPK戦で惜敗 目標の16強超えならず2回戦で姿消す

第100回全国高校サッカー選手権。岐阜県代表・帝京大可児は、2回戦で神奈川県代表・桐光学園と対戦し、PK戦の末に敗れました。試合を振り返ります。

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初戦の愛媛県代表・今治東戦で4得点を挙げて好発進を切った帝京大可児でしたが、2回戦では堅守を誇る名門・桐光学園の前に攻撃力を発揮できず、前半を0対0で折り返します。

後半に入り、試合が動いたのは21分。帝京大可児はキャプテンのMF関駿太郎選手がゴール前に送った浮き球を、FW松永悠碁選手が頭で合わせ、GKの頭上を越す技ありシュートで先制します。しかし、その10分後に桐光学園がDF川角歓紀選手のゴールで1対1の同点に。前後半80分で決着はつかず、PK戦へ突入しました。

PK戦は互いに譲らず、6人目まではすべて成功。7人目で先蹴りの帝京大可児が相手GKに防がれ、直後に桐光学園が決めて、勝敗が決しました。

試合後、帝京大可児の仲井正剛監督は「80分の中で、うちのサッカーをしている時間をもう少し増やしたかった。追加点がほしい中でチャンスはつくれていたが、決め切れなかった。このチームをもっといろいろな人に見てほしかった」と悔しさをにじませました。同時に「3年生が残してくれたことを生かしながら、新チームでは『勝ち切る力』をつけていかなければならない」と前を見据えました。

目を潤ませながら取材に応じたキャプテンの関選手は「大好きなチームメートと最高のサッカーができて、本当に幸せでした」と3年間を振り返り、後輩たちには「日ごろから、一人ひとりが責任と自覚、帝京大可児としての誇りを持って、勝てるチームになってほしい」とエールを送りました。

過去最高成績の16強超えを目指しながら、2回戦で涙をのんだ帝京大可児。挑戦は後輩たちに託され、これからも続きます。

(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/岐阜放送)
 

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