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2021

12/21

【高校サッカー注目・埼玉】西武台 守ってよし攻めてよし 盤石の布陣で選手権へ

第100回全国高校サッカー選手権が12月28日に開幕します。埼玉代表は西武台高校。激戦区埼玉を17得点1失点で勝ち抜き、11大会ぶり4回目の出場を決めました。29日の1回戦で三重(三重)と対戦する西武台の注目選手とチームの特長を紹介します。

■高校サッカーを知り尽くした監督

西武台を率いるのは守屋保監督(60)。守屋監督自身、帝京高校出身ということもあり、高校サッカーと深い縁があります。1976年(第55回大会)1年次に選手権が大阪開催から東京開催となり、国立競技場で準決勝・浦和南に負け第3位。2年次、決勝で四日市中央工業に勝ち優勝。3年次にレギュラーとなり、関東大会・インターハイ出場・国体で優勝するも、選手権は東京都予選準決勝で敗退となりました。

帝京は翌年1979年(第58回大会)で再び優勝。帝京高校にとって1978年(第57回大会)は、選手権空白の年となる辛い思い出があります。国士舘大学を卒業後、西武台高校に赴任。4年コーチを務めた後、1987年より監督に就任し、以来指導を続けています。

■注目選手

●DF6番・武笠隼季選手

対人戦やヘディングで抜群の強さを発揮し、正確な左右のキックでビルドアップにも貢献するCB。普段は物静かであるが頼りになる選手と守屋監督も絶大な信頼を寄せます。

●FW10番・市川遥人選手

県大会5ゴール。180cmの体格を生かしたポストプレーからチャンスをつくり、粘り強さと得点量を兼ね備えたストライカー。新人戦が行われていれば監督はCBでの出場を想定していたそうです。チームのエース兼ムードメーカー。

今年の西武台は各ポジションに核となる選手が勢ぞろいです。GK1番・淺沼李空選手は安定感のあるプレーでチームを最後尾から支えます。右SBはキャプテンのDF5番・原田蓮斗選手。左SBは攻撃センス抜群、県大会決勝でも決勝点を挙げたDF3番・安木颯汰選手。中盤のセンターには、球際のバトル、ミドルシュートが持ち味のMF16番・岡田瑞生選手とテクニックとロングスローが武器の2年生、MF7番・和田力也が控えます。

■盤石の状態で選手権へ

今シーズンの西武台は着実に結果を残してきました。6月の関東大会では、山梨学院、明秀日立、日体大柏と強豪校を退け、優勝。県内リーグ(S1リーグ)を無敗で突き進み、プリンスリーグ昇格を決めました(1部・2部決定戦は12月18、21、22日・山梨県で開催)攻守にスキのない、テクニック、フィジカル両方で強さを発揮できる西武台が100回目の選手権で旋風を巻き起こします。

(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/テレビ埼玉)
 

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