12月28日(火)に開幕を迎える第100回全国高校サッカー選手権大会。茨城県勢としては41大会ぶり、学校としては10回目の出場で初の優勝を目指す鹿島学園。初戦は、31日(金)香川代表高松商との2回戦です。今回は、歴代茨城県代表校の全国での戦いを振り返ります。
■県勢初出場は水戸工
第二次世界大戦終戦から2年後、全国大会が復活した1947年。「第26回全国中等学校蹴球大会」に県勢初出場したのが、水戸工(北関東代表)。初戦は2-0、2回戦は3-0で勝利しベスト4に進出。準決勝では0-1で尼崎中(兵庫代表)に敗れるも初出場で3位に輝きました。なお、優勝したのは広島高師附中(中国一代表)で、長沼健・元日本代表監督がプレーしていました。
■唯一の優勝校 古河第一
1979年1月に行われた第57回大会。伝統のエンジのユニホームで2大会ぶり3回目の出場を果たした古河第一。2回戦で優勝候補・静岡第一をPK戦の末に破り勢いに乗ると、準決勝では総体準優勝の八千代(千葉)に3-2の逆転勝利。そして決勝では室蘭大谷(北海道)相手に2-1で勝利を飾り、県勢初優勝を達成しました。
そして2大会後の第59回大会でも決勝に進出すると、総体の優勝校で、現日本代表・反町康治技術委員長を擁した清水東相手に2-1で勝利。2回目の優勝を達成しました。県勢としての優勝はこの古河第一の2回のみで、今大会鹿島学園が優勝すれば県勢41大会ぶり2校目の優勝となります。
■鹿島学園 最高は3位
鹿島学園の過去最高成績は、第87回(2008年度)大迫勇也選手が出場し「大迫ハンパないって!」が生まれた大会。国立競技場で行われた開幕戦で勝利し勢いにのると、その後も勝ち進みベスト4へ。埼玉スタジアム2○○2で行われた準決勝では、優勝した広島皆実に1-0で敗れるも第3位に輝きました。
第95回大会では現鹿島アントラーズで今大会の応援リーダー、上田綺世選手を擁し全国に挑むも2回戦敗退、前回の第99回も2回戦敗退となりました。10回目の出場となる今大会、初の栄誉をつかむことはできるのでしょうか。
※写真は第95回大会 上田綺世選手(鹿島学園)
(取材・文 高校サッカー選手権民放43社/日本テレビ)
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