第100回全国高校サッカー選手権は12月28日に開幕します。東京B代表の関東第一は28日に中津東(大分)と開幕戦で激突。関東第一の注目選手たちとチームの特長を紹介します。
■セットプレーでも、流れの中でも
関東第一は地区大会を通して5試合13得点2失点。セットプレーからも試合の流れの中からも得点できる強力な攻撃力が武器です。大成との決勝でも先制点はセットプレー。コーナーキックからのサインプレーでキャプテン池田健人選手(3年)が得点し、チームとして高い技術力を見せました。小野貴裕監督もこの得点に関して「セットプレーに関してはかなり時間をかけて練習してきた。このステージでキャプテンが決めてくれたのはチームにとって非常にプラスに影響したと思う」とコメントしました。
2得点目は中盤でボールを奪い左右を大きく使った展開で、最後は本間凜選手(2年)が得点。地区大会4試合連続ゴールとなった本間選手は「みんなで作り上げたゴールなので、また全国で決められるように頑張りたい」とコメントしました。さらに地区大会5試合でわずか2失点。攻守のバランスが良いチームです。
■2回戦の壁を越えていきたい
小野監督は全国に向けて「100回大会に出場できるので、ただの全国大会ではなく、先人たち、先輩たちの想いをきちんと形にできるように気持ちを切り替えて全国大会に向けて準備していきたい」とコメント。キャプテンの池田選手は「全国に3回行ってすべて2回戦で負けてしまっているので、まずはその壁を越えていきたい。まだ全国が決まっただけなので、優勝をめざして頑張っていきたい」と目標を口にしました。
4試合連続ゴールとなった本間選手は「東京都大会から全国まで5試合連続でゴールを決めて、チームを勝利に導きたい」と意気込み、決勝を無失点に抑えたゴールキーパー笠島李月選手(3年)は「2年間ずっとベンチで見てきた。自分がその舞台に立って勝利に導けるゴールキーパーになりたい。手足の長さを生かしたシュートストップやハイボールの処理を見せていきたい」と語りました。
(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/日本テレビ)
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