12月28日に開幕する全国高校サッカー選手権大会。第100回大会の今年、福井代表の丸岡は29日の1回戦で阪南大高(大阪)と対戦します。11月7日に行われた福井大会の決勝を振り返り、全国での戦いを展望します。
■丸岡(4大会連続32回目)
福井大会決勝は、4大会連続32回目の優勝を目指す丸岡(準決勝まで3試合37得点無失点)と4大会ぶり7回目の優勝を狙う北陸(準決勝まで3試合14得点1失点)による、県内1、2を争う実力校対決となりました。
試合開始早々、丸岡の狙いが的中します。前半3分、左クロスから水口善都選手(3年)の高さをいかしたヘディングシュートで先制します。主導権を握った丸岡は前半18分に伊藤大貴選手(2年)が、前半39分に水口選手がこの試合2点目を挙げ、大きくリードし前半を終えます。
対する北陸は、サイド攻撃を仕掛けるなどして食い下がりますが、後半も丸岡に2点を追加され苦しい展開になります。しかし後半36分、右サイドを切り込んだキャプテンの清水慧吾選手(3年)がクロスと見せかけてシュート。諦めない姿勢で1点を返します。しかし、その後は点を奪えず5-1で試合は終了し、丸岡が全国への切符を掴み取りました。
試合後、小阪康弘監督は「早い時間で狙い通りに先制点が取れたので、落ち着いて試合ができた」と評価し、「今夏のインターハイ3回戦で青森山田に負けた経験を糧に、守備を整備して少ないチャンスをものにしたい」と全国での展望を描いていました。
また、キャプテンの横山潤成選手(3年)は「先輩たちが越えられなかったベスト16の壁を越えられるようにがんばりたい」と意気込みを語りました。
【近年の福井代表の成績】
97回・99回大会で丸岡がベスト16に入っています。
(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/福井放送)
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