2021年12月28日(火)に開幕する第100回全国高校サッカー選手権大会。今大会の応援リーダーが、高校サッカー出身の東京五輪日本代表の4選手 林大地選手(ベルギー・シントトロイデン)・前田大然選手(横浜F・マリノス)・ 旗手怜央選手(川崎フロンターレ)・上田綺世選手(鹿島アントラーズ)に決定!
例年、高校サッカーの応援リーダーには、選手達の目標となる現役プレーヤー、もしくは現役に近い方が就任しているが、東京五輪が開催された今年は、五輪年代の頂点を目指した東京五輪日本代表の4人。史上初、4人による応援リーダーとなる。
東京五輪で5試合に先発出場した林選手は、大阪・履正社高校で選手権に2度出場。大学を経由してプロ入りし、東京五輪後に海外移籍を果たした。
J1リーグで得点王争いを繰り広げている前田選手は、山梨大会決勝で2得点するも選手権出場は果たせず、しかし高卒でプロ入りし、山梨学院高校時代の恩師や家族の支えを胸に刻んでキャリアを積んできた。
J1連覇を目指す旗手選手は、故郷・三重を離れ静岡学園に入学し、技術を売りにするチームの中で自分の居場所を探し出し、大学を経由してプロ入り。プロ2年目の今年、原点を忘れないよう、高校1年生の時につけていた背番号「47」に変更した。
茨城出身の上田選手は、鹿島アントラーズの下部組織から地元の鹿島学園高校に進み、大学を経由して再びアントラーズに加入するという夢を果たした。そして今年の東京五輪では、茨城カシマスタジアムで開催された準々決勝に出場し、PK戦を制しての勝利に貢献した。
4人の経歴はそれぞれ異なるが、4人とも高校サッカーを経験することで夢を実現するきっかけをつかんだ選手達!様々な背景を持つ応援リーダーが、様々な選手の目標となり、高校生を後押しする。
第100回全国高校サッカー選手権大会は12月28日(火)に開幕し、2022年1月10日(月・成人の日)に決勝戦が国立競技場で行われる。前回大会に引き続き今大会も、新型コロナウイルスの感染拡大に配慮し、開催準備が進められる予定。
選手紹介とコメントは以下の通り。※年齢順
■林大地選手(ベルギー・シントトロイデン)
1997年5月23日生まれ(24歳)大阪・履正社高校出身
第92・93回全国高校サッカー選手権に出場し3得点を記録。『ビースト』の愛称でファンから親しまれ、東京五輪では5試合に先発出場。東京五輪後にベルギーへと海外移籍。
~林大地選手コメント~
「真剣に何かに取り組むことの素晴らしさや、仲間と1つの目標に向かって取り組むことの素晴らしさを高校サッカーから学びました。仲間の存在は本当に大きいですね。今でも履正社高校で出会った仲間とは連絡を取りあったりします。その時は、いつも、また高校サッカーしたいなっていう話をしますね(笑)。高校生には、同じ目標に向かってみんなで一つになって取り組むことの素晴らしさを再確認してもらって、頑張ってほしいなと思います。」
■前田大然選手(横浜F・マリノス)
1997年10月20日生まれ(23歳)山梨学院高校出身
第94回全国高校サッカー選手権 山梨大会決勝では2得点を記録。高卒でプロ入り、海外移籍も経験。東京五輪では3試合1得点。J1リーグで得点王争いを繰り広げている。
~前田大然選手コメント~
「僕は、選手権で山梨学院が優勝したのを見て進路を決めました。高校サッカーを経験してなかったらプロサッカー選手には絶対なれてないと思います。高校時代はずっと周りに支えられたので、そこで出会った仲間とか、総監督や監督、コーチ、そして親の存在は本当に大事だなと思っています。僕が高校生達に伝えたいのは、サッカーだけじゃないよっていうことですね。サッカーだけやっていてプロになる人はいるかもしれませんが、やはりサッカー以外のところも大事だと思っています。それを、僕からは伝えたいかなって思いますね。」
■旗手怜央選手(川崎フロンターレ)
1997年11月21日生まれ(23歳)静岡学園高校出身
第93回全国高校サッカー選手権に出場し2得点を記録。東京五輪では5試合に出場。川崎フロンターレでは様々なポジションで出場、J1で優勝争いをするチームで存在感を放つ。
~旗手怜央選手コメント~
「今があるのは静岡学園の3年間がすごく大きいと思っているので一番成長させてくれた場だと思いますし、そこに関しては感謝しかないです。あの3年間があったからこそ今の僕があるし、すごく幸せな時間 3年間を過ごさせてもらったと思います。高校サッカーは、僕からすると『原点』っていう言葉が一番当てはまるかなと思います。僕が高校入った時の1年生の時に練習試合とかで着けるユニフォームがあったんですけど、その背番号が47番で、今回そこに立ち返るためにっていう思いで、今年フロンターレで47番を付けさせてもらっています。」
■上田綺世選手(鹿島アントラーズ)
1998年8月28日生まれ(23歳)茨城・鹿島学園高校出身
第95回全国高校サッカー選手権に出場し2得点を記録。東京五輪では全6試合に出場。法政大学を経て加入した地元・鹿島アントラーズのエースストライカーとしてチームを牽引している。
~上田綺世選手コメント~
「僕は、『一瞬』という言葉を大事にしているんですが、高校の頃、恩師の鹿島学園の鈴木雅人監督によく言われていた言葉なんです。点を取る場面や試合の中で、すべてにおいてその瞬間は一瞬しかありません。だからその一瞬を逃さないための練習だったり、コンディション調整だったり、そういうところを常に意識しなさいと言われていました。当時はそんなに意味も深くは考えてなかったんですけど、大学やプロを経験して、改めて大事な言葉だなと思います。
今大会の高校サッカーに挑む高校生に対しては、プロを目指している選手も目指してない選手も、たぶんみんな同じ思いで戦っていると思うので、目の前のワンプレーやその一瞬を大事にしてほしいなと思います。一瞬遠慮したり、一瞬自分の準備をサボったりとか、その一瞬で遅れたことによって一生後悔することになったりすると思うので、一瞬一瞬を大事にしてほしいですね。」
■応援リーダーの起用について:日本テレビスポーツ局 プロデューサー岡本和孝
今回応援リーダーに就任して頂いた4選手は、夢に向かって走り続ける選手達です。プロサッカー選手への夢をあきらめそうな時にも、恩師や家族、仲間に支えられながら、サッカーに打ち込んできました。4人に共通しているのは、プロサッカー選手になるための「何か」と高校サッカーを通して出会ったことです。その「何か」は、恩師の言葉であったり、仲間の存在であったり、親の支えだったり・・・。そんな、高校サッカーを通じて大きな成長を遂げた4人の選手に応援リーダーに就任していただければ、コロナ禍の苦しい日々を過ごす高校生の目標になっていただけるのではと考えました。
今大会は、記念すべき第100回大会ですが、高校生にとっては例年と同じ大会なのかもしれません。なぜなら、高校3年生にとっての最後の選手権は、いつも特別な大会だからです。高校サッカー部の日本一を決める大会として100回の歴史を刻んできた全国高校サッカー選手権大会を、この4人の選手と迎えられることに感謝しながら、大会への準備を進めたいと思います。
■歴代応援リーダー
第81回大会 小野伸二
第82回大会 小野伸二
第83回大会 平山相太
第84回大会 大久保嘉人
第85回大会 中山雅史
第86回大会 中澤佑二
第87回大会 小笠原満男
第88回大会 長谷部誠
第89回大会 田中マルクス闘莉王
第90回大会 内田篤人
第91回大会 遠藤保仁
第92回大会 三浦知良
第93回大会 川島永嗣
第94回大会 柴崎 岳
第95回大会 岡崎慎司
第96回大会 大迫勇也
第97回大会 乾 貴士
第98回大会 長友佑都
第99回大会 内田篤人
第100回大会 林 大地 前田大然 旗手怜央 上田綺世
□放送予定
MCぺこぱのサッカー番組、「サッカーアース」にて高校サッカー情報をOA(関東ローカル)
10月19日(火)26:55-27:55
11月9日(火)26:35-27:35
11月23日(火)26:35-27:35
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