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2022

12/27

【高校サッカー注目・千葉】全国トップクラスの攻撃力で初の選手権に挑む・日体大柏

12月28日(水)に開幕する第101回全国高校サッカー選手権大会。今年、激戦区・千葉を勝ち上がった日体大柏は、29日(木)の初戦で兵庫代表の芦屋学園と対戦します。お互いに初出場同士の一戦です。ここからは、日体大柏のチームの特長と初戦の意気込みをご紹介します。

■J1柏と相互支援契約8年目で、初の選手権出場
2015年に地元のJクラブ・柏レイソルと相互支援契約を結んだ日体大柏。“柏レイソルアカデミー”の一つとして活動し、レイソルから元Jリーガーの根引謙介監督、菅沼実コーチを招へい。レイソルのメソッドを選手たちに伝えています。

また、レイソルU-18の選手も日体大柏の生徒として多数在籍し、両チームは定期的に紅白戦を行ってきました。支援関係のメリットについて、キャプテンの吉田眞翔選手は「ユースのメンバーが同じ学校にいる中で、プレミアの話ができたり、紅白戦をしたり、高いレベルを近くで感じられるのはサッカー部にとってプラス」と話しています。レイソルU-18の応援も力に、まずは選手権初勝利を目指します。

■破壊力抜群の“4TOP”
日体大柏最大の武器、それは全国トップクラスの攻撃力。前線の古谷柊介選手、オウイエ・ウィリアム選手、吉田眞翔選手、平野伶選手が多彩な攻撃のバリエーションを生み出し、ゴールを狙います。

特に注目は、J1柏レイソルへの入団が内定しているオウイエ・ウィリアム選手。「プロに向けて、この選手権を弾みにしたい」と意気込みます。ナイジェリア人の父と日本人の母を持つオウイエ選手はチーム1の身体能力。身長は190センチありながらもプレーはとてもしなやかで、足元の技術・スピード・ヘディングの強さと、高校生離れした攻撃能力を持っています。

しかし、根引監督が求めるものはより高いレベルです。「まだまだ伸びしろがあり完成されていないので、この大会を通してもっと成長してもらいたい」と話します。オウイエ・ウィリアム選手を中心とした“4TOP”のプレーに注目です。

■千葉代表としての誇り
「サッカー王国・千葉を全国に見せたい。選手権で頂点に近づくのが、県代表としての使命」根引謙介監督はこう覚悟します。千葉大会で9年続いた市立船橋×流経大柏の2強の牙城を崩し、選手権出場を勝ち取った日体大柏。千葉代表として、まずは初戦の芦屋学園戦にすべてを懸けます。
※写真は注目のオウイエ・ウィリアム選手

(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/千葉テレビ)

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