第101回目の全国高校サッカー選手権大会が12月28日に開幕。長野県代表は松本国際。2大会ぶり5回目の全国大会では、29日(木)に米子北(鳥取)との対戦が決まりました。11月5日に行われた長野県大会の決勝戦を振り返り、全国の戦いを展望します。
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長野県内73チームの頂点を決める決勝は9大会ぶり14回目の全国大会を目指す伝統校・松商学園とのカード。試合が動いたのはキックオフからたったの3分後でした。後ろでパスを回す松本国際。空いたスペースにMF岸琢人選手(3年)が縦パスを切り込みエースストライカー高城泰史選手(3年)がゴール。
松本国際・二木主将は「下から繋いでいき、空いたスペースを見逃さずチャンスを作るというこれまでやってきたことをできた結果」と語りました。
これで勢いづいた松本国際は高城泰史選手による追加点、さらには岸琢人選手のゴールで 3点目を奪いました。
松本国際・勝沢監督は「いい形で点を取れた。彼ら(高城・岸)の持っている良さが出た」と2年前の第99回大会を経験している二人を評価しました。
流れを引き戻したい松商学園は前半39分に安藤竣主将を投入。前線からの守備でカウンターを狙うも松本国際・勝沢監督の「いろんなプレーを引きずらずに、次のプレーを具体的に考えいこう」という指導のもと反撃を許さず3-0で勝利し、2大会ぶり5回目の全国大会への切符を手に入れました。
決勝の大舞台で2ゴール、2年前に全国で悔しい思いをしたエースストライカー高城泰史選手は「やっとリベンジできるので全国に向けてしっかり準備して頑張っていきたい」と意気込みました。
※写真は2ゴールを決めた高城泰史選手
(取材・文:高校サッカー選手権民放43社・テレビ信州)
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