12月28日に開幕する冬の風物詩、第101回全国高校サッカー選手権大会。全国への切符をかけた茨城県大会決勝は、カタールW杯に日本代表として出場した上田綺世選手の母校・鹿島学園が水戸啓明に1-0で勝利し、3大会連続11回目の全国出場を決めています。チームの特長と注目選手の初戦への意気込みを紹介します。
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鹿島学園はキャプテンDF上原悠平選手(3年)やU17日本代表のDF櫻井稜選手(3年)を中心とした全員守備から、前線に繋げる全員攻撃です。
中でも注目は、高校時代の上田綺世選手と同じ背番号10番を背負い、県大会ではチームトップの4試合6得点をあげたMF林結人選手(3年)です。林選手は第100回全国大会の3回戦、前橋育英との試合に2年生ながら先発出場。利き足ではない左足で得点するなど、鋭い嗅覚と高い得点能力を強みとしています。
上田綺世選手も指導した、就任22年目の鈴木雅人監督は林選手について「上田はFW、林はMFとポジションは違うが、上田と似たようなところもある。大事なところで結果を出してくる、ゴールを奪ってくるということが多いので、期待をしたい」と語っています。
林選手は初戦に向けて「母校の先輩がワールドカップのピッチに立っているのを見て刺激を受けた。夢の舞台の全国大会なので、緊張せずに自分のプレーだけじゃなくて、チームを引っ張れるようにしていきたい」と意気込みを語りました。
鹿島学園の初戦は12月29日(木)に駒沢陸上競技場で行われる佐賀代表・龍谷高校との1回戦です。
※写真は左:注目の10番・林結人選手/右:高校時代の上田綺世選手
(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/日本テレビ)
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