第101回全国高校サッカー選手権大会が12月28日に開幕。3大会ぶり19回目の全国を決めた島根県代表の立正大淞南は、29日の1回戦で日本文理(新潟県)と対戦します。
■圧倒的な破壊力を誇る攻撃陣
立正大淞南は、縦に速い電光石火の攻撃と巧みなセットプレーが得意なチームで、島根県大会では4試合で20得点と破壊力抜群の攻撃を見せました。
攻撃陣の2枚看板は、圧倒的なパワーと破壊力を誇るエース、17番・香西銀二郎選手(3年)と巧みなテクニックを誇る18番・野田叶選手(3年)。さらに圧倒的なスピードを誇るサイドアタッカーの19番・イゴルヤン選手(3年)の突破など、縦に速い電光石火の攻撃に注目です。
また、全国でも一目置かれるセットプレーは、多彩なレパートリーと得点力があり注目です。実際に島根県大会決勝でも3得点中 2得点がセットプレーからの得点でした。5番・坂井悠飛選手(3年)を筆頭に、4番・三輪陽斗選手(3年)、15番・西口大稀選手(2年)と空中戦に強い守備陣の得点に期待です。
■高さがある守備陣に、神出鬼没のボランチ
守備では、DFリーダーの5番・坂井悠飛選手、4番・三輪陽斗選手を中心とした高さのあるディフェンス陣がゴール前で立ちふさがります。
また、豊富な運動量を持つ選手が多く、全員守備で前線からプレスをかけボールを奪いにいくスタイルも特徴。相手チームに考える余地を与えない素早いディフェンスにも注目です。
その筆頭となるのが、キャプテンの10番・肥塚秀斗選手。味方も驚くほどの運動量とスピードで、縦横無尽にピッチを駆け回り、ボールを刈り取るチームの心臓に注目です。
そのキャプテンの肥塚選手が「立正大淞南はまだ決勝の舞台に立てていないので、決勝の舞台に立ち優勝したい」と意気込みを語る全国大会。初戦の相手は、96回大会の初戦で敗れた日本文理です。そのときの雪辱を果たし、そして89回大会に記録したベスト4の壁を突破し、初の全国優勝を目指します。
(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/日本海テレビ)
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