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2022

12/27

【高校サッカー注目・鳥取】夏のインターハイ2年連続ベスト4以上!米子北

12月28日(水)に開幕を迎える第101回全国高校サッカー選手権大会。13大会連続18回目の全国出場となる鳥取代表・米子北の初戦は、29日(木)長野代表・松本国際との1回戦です。今回は、米子北の注目選手たちとチームの特長を紹介します。

■破壊力抜群の攻撃力に加え、守備も整備されたチーム

米子北は地区大会を通して、4試合34得点2失点。チームの原則である「アプローチ」「球際」「攻守の切り替え」「運動量」を徹底し、堅い守備から素早く相手ゴールに迫る、縦に速いサッカーがチームのスタイルです。

就任7年目の中村真吾監督は、今年のチームについて「例年以上に守備が整備されている。ハイプレスからも得点できているが、ブロックを敷いた守備もできる」と話します。また、DFのスタメンの4人は全員コンバート。中村監督は「今年もコロナ禍の影響で満足に対外試合ができなかったが、インターハイなどで経験を積み、DF陣に安定感がついてきた」と振り返ります。

地区大会の決勝戦では12大会ぶりに先制点を許すも、ロングスローとクロスから2得点をあげて逆転勝ちを収め、13連覇を達成しました。

■駆け引きが上手いストライカー FW福田秀人選手(3年)

去年から唯一のスタメン出場を果たしている福田秀人選手。前回大会の地区大会の決勝戦、さらには全国大会でもゴールを決めているストライカーです。今年も地区大会の決勝戦では、チームに逆転勝利をもたらす2ゴールの活躍。身長167cmと小柄な選手ですが、豊富な運動量と抜群の駆け引きで90 分間ボールに関わり続けるFWです。

今大会のチームの目標は「優勝」としつつも、個人的な目標は「5得点以上決めて、得点王になる」こと。ライバルは、ドイツ1部のボルシアMGに内定している、鹿児島代表・神村学園の福田師王選手。「苗字が同じなので気になる存在。高校選抜で一緒に FW でコンビを組んだ。上手いが負けられない」と個人賞への思いも語りました。

■独特なリズムで相手を抜き去るドリブラー MF中井唯斗選手(3年)

去年までは、チームにアクセントを加えるドリブラーとして途中出場が多かった中井唯斗選手ですが、今年は10番を背負うエースとなりました。中村監督は「ドリブルやシュートなど、感覚的なところのレベルが頭ひとつ抜けている。3年間で全てにおいて成長してくれた」と評価しています。中井選手は、自身のドリブルについて「対峙する選手の重心を見て逆を取り、相手が足を出しにくい細かいタッチで一気に仕掛ける」と分析しています。

(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/日本海テレビ)

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