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2022

12/19

【高校サッカー展望・大阪】激戦区大阪大会を制したのは2大会ぶり4回目の履正社高校!

今大会で101回目の開催となる全国高校サッカー選手権大会。今年の大阪大会は、準々決勝から準決勝までが中2日、決勝まで中5日とハードなスケジュールで開催されました。それでも選手たちは疲労の様子を見せる素振りなく、激戦区大阪に相応しい名勝負を繰り広げました。

そして、11月12日に行われた決勝(履正社vs興國)では、履正社が2大会ぶり4回目の全国出場を決めました。決勝戦を振り返り、全国の戦いを展望します。

■大阪大会は全国でも屈指の激戦区
参加200校の頂点を決める大阪大会は全国でも屈指の激戦区。決勝に駒を進めたのは、今年春のインターハイ大阪大会王者で高校年代最高峰のプレミアリーグに所属する履正社と部員数318名、関西のトップを争うプリンスリーグ1位(11月26日現在)の興國が前評判通りに勝ち上がりました。

■試合は一進一退の好ゲーム
試合が動いたのは前半18分、興國17番・端野夏己選手が右サイドペナルティエリア外から一人躱してドリブル突破、そのままエリア内に持ち込むと右足一閃、興國が先制点を奪いました。

しかし、その4分後。履正社が反撃。15番・中鉢大翔選手がペナルティエリア外からミドルシュートを放つとボールは味方選手に当たり大阪大会3試合連続ゴール中の8番・小田村優希選手の前へ、絶妙なトラップから体を反転させてシュートを放つとゴール左隅へ。小田村選手が4試合連続ゴールを挙げ、履正社が同点に追いつきます。

試合は一進一退の攻防を繰り広げスコアが動かないまま後半終了のホイッスル、大阪大会は延長戦へ突入します。そして、このままPK戦かと思われた延長後半8分。履正社のエースJ1川崎内定の10番・名願斗哉選手が中鉢大翔選手のクロスに頭で合わせ、値千金の決勝弾。その後、興國の猛攻を守り切った履正社が2大会ぶり4回目の優勝を飾り全国への切符を手にしました。

試合後、履正社・平野監督は「子供たちの頑張る姿が見られて頼もしかった、こちらが勇気付けられました」と選手を称えました。決勝点を挙げた名願選手は「嬉しすぎて何とも言えないです。アグレッシブなサッカーで相手を圧倒して全国大会でも優勝します」と目頭を熱くさせながらも力強く全国大会への思いを語りました。
写真は上部左:同点ゴールを挙げた小田村選手/上部右:決勝ゴールを決めた名願選手

(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/読売テレビ)

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