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2022

12/7

【高校サッカー展望・宮城】聖和学園魅惑のドリブルサッカーが全国に帰ってくる!!

今大会で101回を数える全国高校サッカー選手権は12月28日に開幕。宮城県でも、新たな100年のはじまりにふさわしい激闘が繰り広げられました。持ち味である高いドリブル技術をベースとしたサッカーで、PK戦までもつれる激戦を制し、6年ぶり5度目の全国出場を決めた聖和学園の宮城県大会決勝を振り返り、全国の戦いを展望します。

◇ ◇ ◇

11月5日に行われた決勝戦は、去年まで5大会連続で全国に出場していた仙台育英を準決勝で破り勝ち上がった県総体覇者の聖和学園と、新人戦で優勝し5年ぶりに決勝にコマを進めた東北学院の一戦となりました。

聖和学園は立ち上がりから藤田晴選手(3年)、神田翔和選手(3年)を中心にボールを保持してチャンスをうかがいます。前半飲水タイム明けには榁木良雅選手(3年)が右サイドを突破しシュートを打つもポスト。聖和学園がボールを保持する時間が長くなる中、東北学院はカウンターを狙うもパスがつながらず中々チャンスを作れません。

スコアレスで迎えた後半も、両者ゴールに迫る場面は増えるも守備陣の体を張ったプレーでゴールを許さず、試合は延長戦へ。

延長後半には聖和学園の石澤海陽選手(3年)が左サイド深い位置からグラウンダーのクロスを送り、桃原泰河選手(3年)がシュートを打ちますが、ゴールの右に逸れます。

決定的なチャンスが生まれたのは延長戦終了間際。聖和学園の石澤選手の突破から金井太一(3年)がゴール前絶好の位置でシュート。しかし枠を捉えず、勝敗はPK戦に委ねられることになります。

先攻の聖和学園は1人目の桃原選手が失敗するも、GK菅井一那選手(3年)が東北学院4人目、7人目のシュートを止め、全国への切符をつかみました。

PK戦までもつれた試合を、交代カードを1枚も切らずに執念で勝ち切った聖和学園。試合後、加見成司監督は「勝つにふさわしい努力をしてきたので最後の最後に勝利が転がってきたのかなと思う。全国では夏のベスト16を超えたい」と話しました。

初戦は12月29日(木)、千葉県のゼットエーオリプリスタジアムで行われる大分県代表大分高校との1回戦です。

(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/ミヤギテレビ)

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