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2022

12/26

【高校サッカー注目・山形】2大会連続出場の羽黒 県勢16大会ぶり初戦突破なるか

12月28日(水)に開幕する第101回全国高校サッカー選手権大会。2大会連続9回目の全国出場となる山形代表・羽黒は、29日(木)の1回戦で、香川代表・四国学院大学香川西と対戦します。羽黒の選手たちの全国大会にかける思い、そして、試合の内容を左右する注目選手を紹介します。

■昨年届かなかった県勢の悲願

近年、全国大会で苦戦している山形県勢。2006年の第85回大会を最後に、県勢は15大会連続で勝利を逃しています。羽黒は昨年も全国大会に出場。前半に先制するも、後半に2点を奪われ逆転負け。改めて全国の壁の高さを突き付けられました。「去年は、正直、出場して満足してしまったところがあった。今年は勝たなければ意味がない」と選手たちは口々に話します。今年のチームには、昨年、全国の舞台を経験した選手が多くいます。昨年の悔しさを晴らし、県勢に勝利の一報を届けられるのか。選手たちは並々ならぬ思いで初戦を戦います。

■攻撃の要 羽黒の絶対的エース・荒井晴太選手

今年、羽黒のエースナンバー・10番を背負うのは、チーム一のテクニックを持つ荒井晴太選手(3年)。昨年は2年生ながらスターティングメンバーとして全国の舞台で戦い、先制点を奪う活躍を見せました。今年は持ち前のテクニックにさらに磨きがかかり、相手に囲まれても、巧みな観察眼で一人二人と剥がしていきます。対戦したチームの監督に「彼のテクニックは次元が違う」と言わしめ、対戦したチームの選手に「彼とはもうマッチアップしたくありません」とも言わしめた、荒井選手のプレーは必見です。

■守備の要 身長165cmの守護神・梅野晃成選手

羽黒高校のゴールマウスを守るのは、正GKの梅野晃成選手(3年)です。身体能力が高く、抜群の反射神経で、山形県大会でも、何度もビッグセーブを見せました。PK戦にもつれ込んだ県大会決勝では、相手のPKを一本止めて勝利に貢献。「チームの一番後ろに立っているのが自分。自分が止めさえすれば、どんなに攻められても負けることはない。自分が止めて、チームを勝たせたい」と、全国大会へ向けて、気合十分です。

県勢16大会ぶりの全国勝利を目指す羽黒ですが、最後に県勢が勝利した2006年、85回大会の代表校も羽黒でした。昨年、悔しさを味わった選手たちが、悲願の全国一勝へ、ひた走ります。
※写真は山形県羽黒高校のエース荒井晴太選手

(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/山形放送)

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