第101回高校サッカー選手権は12月28日に開幕します。栃木県代表・佐野日大高校は31日の2回戦で奈良代表・奈良育英と対戦。チームの特長と注目選手を紹介します。
6年ぶり9度目の選手権出場を果たした、栃木代表・佐野日本大学高等学校。部員150名を超える大所帯ながらも、トップチームのチームワークは非常に良いです。そのチームワークの陰には、チームの信頼も厚い、キャプテンを務める3年生・江沢匠映選手とともに、3人の副キャプテンたちの存在があったと、他のメンバーは口をそろえます。
ゲームキャプテンを務めている青木柾選手、チームの「核」となることをキャプテンから直接託された上山颯斗選手、ゴールキーパーの槙田海里選手の3人です。
この夏、キャプテンがケガで長期離脱せざるを得なかった時、それぞれが各々の役割を全うしました。上級生と下級生、監督やコーチと選手の間をパイプ役としてつないだのが青木選手。
気遣いが上手で、周りが見えていると評される上山選手は、時に嫌われ役を買って出て、チームをあるべき方向へ導く役割を。コーチングを得意とするキーパーの槙田選手は、とにかく声を出しました。キャプテン不在時の穴を埋めるべく動いた3人の姿が、チームの結束を強めることに作用したのです。
キャプテンのケガも癒え、みんなで勝ち取った選手権の舞台。目標は6年前の先輩たちが登りつめた「ベスト4」のさらに先・・・。「攻守の切り替えを速くして、持ち前のハイプレス・ハイラインで先輩たちが築いた実績を超えたい」。江沢キャプテンはそう力強く語ってくれました。
(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/とちぎテレビ)
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