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2022

12/26

【高校サッカー展望・岐阜】後半途中出場の1年生が決勝ゴール帝京大可児が4連覇で全国切符をつかむ

12月28日開幕の第101回全国高校サッカー選手権大会。その舞台に出場する岐阜県代表をかけた一戦が、11月12日に行われました。4大会連続9度目の全国選手権を狙う帝京大可児と、7大会ぶり5度目の夢舞台を目指す各務原の両校が激突した決勝を振り返り、全国の戦いを展望します。

◇ ◇ ◇

両校の決勝での顔合わせは3大会ぶり6度目。過去5回はいずれも帝京大可児が勝利を収めています。普段は違うリーグに所属している両校。トップチーム同士の対戦は現チームでは初めてです。

試合はいきなり前半4分、各務原の山下彪弥選手(3年)の先制ゴールで動きました。今大会初めての失点を喫した帝京大可児でしたが落ち着いていました、20分にコーナーキックから堀内祥暉選手(2年)が同点ゴールを決め、1対1で折り返します。

後半に入り、帝京大可児は積極的にシュートを放ちます。しかし各務原は持ち前の堅い守備で得点を許しません。両チームともに次の1点を奪えませんでしたが、ついに相手ゴールネットを揺らしたのは、帝京大可児でした。30分、ピッチに入ったばかりの明石望来選手(1年)がドリブルで突破して右足を振り抜き、勝ち越しゴールを決めて2対1。大舞台で大仕事を果たした1年生の活躍で、帝京大可児が4連覇を果たしました。

帝京大可児・仲井正剛監督は「先制されて苦しい展開だったが、慌てずにプレーできた。明石はあの推進力が持ち味で、リーグ戦でもよく出してくれていたが、あのシュートは見たことがなかった。素晴らしいゴール」と、試合を決めたヒーローを称えました。

決勝点を挙げた明石望来選手は「ゴールが決まった瞬間は本当に自分が決めたのか分からないくらいで、今までで一番うれしかった」と振り返り、「選手権は憧れていた舞台。もっとチームの得点に絡んでいきたい」と全国での活躍を誓いました。

帝京大可児の初戦は大会2日目の12月29日(木)、相手は岡山県代表・岡山学芸館です。

(取材・文高校サッカー選手権民放43社/岐阜放送)

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