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2023

12/24

【高校サッカー】激戦区福岡!飯塚が大会連覇達成

102回目の開催となる全国高校サッカー選手権大会。123校が加盟する福岡県からは、2年連続飯塚が全国大会へ進出しました。 今回は福岡県代表飯塚の福岡大会決勝を振り返ります。

前回大会、創部57年目で初の選手権全国大会出場を果たした飯塚。今大会も相対するは全国制覇3度の名門、東福岡。飯塚は大会連覇をかけ、東福岡は前回大会のリベンジに燃える一戦となりました。

「オールコートプレス」をチームスタイルに、前からのプレッシングが生命線で運動量豊富なサッカーが魅力の飯塚。J2岡山加入内定のDF藤井葉大主将(3年)や前線から果敢に攻める今季チーム得点王で双子の弟FW原翔聖選手(3年)など個性豊かな選手が揃いました。一方、伝統のサイド攻撃が武器の強豪、東福岡。部員257人をまとめるキャプテンMF西田頼選手(3年)や10番を背負うMF榊原寛太選手(3年)を中心に、覇権奪還を狙います。

試合開始早々から激しくぶつかり合う決勝戦は前半21分。飯塚、MF久保公斗選手(3年)の左サイドからのクロスにMF永原大真選手(3年)がタイミング良く頭で合わせ先制点を奪います。「いいボールが上がってくると思っていた。飛び込むだけでした」と振り返りました。

その後も飯塚は前線からプレスをかけ続け東福岡に仕事をさせません。夏場の11日間にわたる合宿などで鍛えた足腰で、最後まで運動量は落ちず、前半の1点を守りきった飯塚。2大会連続2回目の選手権進出を決めました。

前回大会は創部初の選手権で全国ベスト16強入り。DF藤井葉大主将(3年)は今回の全国大会に向けて「国立の舞台で戦います」と全国ベスト4を目標に掲げました。率いる中辻喜敬監督は「全国のチームに対抗できる力を52週間で作り上げてきました。『飯塚から全国へ』を合言葉に、地域と一緒になって盛り上がっていきたいです」と話しました。

空色のユニホームをまとい、のびのびとプレーする飯塚イレブン。激戦区福岡を連覇した力を全国の舞台でどれだけ発揮できるのでしょうか。飯塚は12月31日の2回戦から登場し、強豪・青森山田との初戦を迎えます。

(取材・文:高校サッカー民放43社/福岡放送)

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