12月28日の開幕を前に全出場校を応援する記事展開がスタートしました。統一テーマは「全力応援」です。今大会のテーマ「いま、ここ、全力」ををベースに、出場校を応援したい5つのポイントを紹介していきます。ここでは、宮崎代表日章学園の記事を紹介します。
【高校サッカー宮崎全力応援】日章学園
温暖な気候を生かし、サッカー・野球・ラグビーなど様々なスポーツキャンプの中心地となっている宮崎県宮崎市。
その宮崎市に学校を構えるのが、12月28日に開幕する第103回全国高校サッカー選手権大会に宮崎代表として出場する日章学園です。
12月29日の全国大会1回戦では、秋田代表・西目とフクダ電子アリーナで対戦しますが、その宮崎代表・日章学園の応援したい5つのポイントを紹介します。
1.多彩な学科と多くの強豪部活動を擁する中高一貫校
特別進学科・普通科から自動車科・ヘアーデザイン科・パティシエ科まで、多彩な10の学科と、サッカー部以外にもゴルフ部やボクシング部など全国レベルの部活動が多数ある日章学園。
サッカー・野球・ゴルフでは多くのプロ選手も輩出しており、整った環境で様々な夢を持った生徒が日々学んでいる中高一貫の私立校です。
2.インターハイ・選手権ともに県内最多の出場
1965年創部で、創部60年目の節目を迎えている日章学園。インターハイは18回出場、選手権全国大会も今大会で3大会連続18回目の出場となり、どちらも県内最多の出場回数を誇ります。今年度のインターハイはエース不在の中ベスト16に入りました。
選手権全国大会は、ここ2大会とも1回戦で敗退しており、今大会は2年分のリベンジに燃えています。過去最高成績であるベスト8を越え、初の国立競技場でのプレー、そして悲願の日本一を目指しています。
3.圧倒的な攻撃力で地区大会を3連覇
11月に行われた宮崎県大会の決勝では、初の決勝進出となった宮崎第一と対戦。
前半は宮崎第一の粘り強い守備が光り0-0で折り返しますが、後半14分にU-16日本代表候補に選ばれた1年生のMF吉崎太珠選手がコーナーキックに合わせ、日章学園が先制します。
その後再び吉崎選手がゴールを決め、チームが勢いづくと、FW水田祥太朗選手(3年)が1ゴール、そしてイングランドプレミアリーグ・サウサンプトンFC加入内定、U-19日本代表の高岡伶颯選手(3年)が2ゴールと攻撃力が爆発し5-0で勝利、全国大会への切符をつかみました。
地区大会全3試合では、14得点1失点と他を圧倒する得点力で見事3連覇を成し遂げました。
4.激しい競争を勝ち抜いたタレントが揃う
県内最多・部史上最多となる145名の部員数を誇る日章学園。就任5年目の原啓太監督は「球際・切り替え・運動量・強度」の「日章学園四原則」を掲げ、選手たちは日々の練習から徹底。
その上で原監督が「『強烈な個』がなければピッチに立てない」と語るように、1人1人が激しい競争の中、自らの強みを磨き上げてきました。
今季は特に攻撃陣にタレントが豊富で、失点してもそれを上回る得点力で勝利を重ねてきました。県大会決勝のスタメン11人の内、前回大会で全国の舞台に立った選手が4人と経験豊富な選手が各ポジションにそろっているのも特徴です。
5.プロ内定・世代別日本代表コンビ
創部約60年の歴史の中で、今年はチーム史上初めてプロ内定・世代別日本代表が同学年に2名誕生しました。
まず前述の高岡選手は、50m5秒台のスピードと、異次元の決定力を誇るストライカーで、2023年のU-17W杯では4試合でチームトップの4得点をあげ、日本のベスト16入りに大きく貢献。
その活躍などが評価され、2011年の宮市亮さん以来日本人2人目となる高卒プレミアリーグ入りの快挙となりました。県大会でも3試合で6得点と大活躍でした。
もう1人が、J2ベガルタ仙台入団内定、U-18日本代表のMF南創太選手(3年)。左足から繰り出される精度の高いキックと緩急のあるドリブルでチャンスを演出します。
決して入部当初からチームの中心だったわけではなく、誰よりも遅くまで残り自主練を行うなど努力でプロ内定をつかんだ2人。お互いについて「最高に刺激し合えるライバルであり仲間」と話すプロ内定・世代別日本代表コンビのプレーに注目です。
日章学園の初戦は12月29日に行われる秋田・西目との1回戦。
最高のピースがそろった今大会、2大会連続初戦敗退のリベンジ、そして念願の日本一に向けて宮崎の“赤黒戦士”が全国大会で躍動します。
(取材・文 高校サッカー選手権民放43社/MRT宮崎放送)
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