三浦知良選手から、応援リーダー就任にあたってのコメント
応援リーダーに就任したことについて
高校サッカーとは縁がなかったので、僕がなっていいのかと正直思いました。
でも、最後の国立競技場で是非というお願いを受けたので(笑)
国立競技場の印象
東京のど真ん中で、5万人以上の前で試合をするというのは幸せなことでしたし、代表の試合もJリーグの試合も、足が痛い時でも集中できました。
満員の国立でピッチに立って、サポーターの声援を受けると、スーッと動くようになるというか、未だに何故なのか分からないんですが、何か不思議なパワーを出せる場所でした。
僕だけじゃなく、サッカー選手にとって、特別な聖地と言われている場所なのでね。
やっぱり選手だけじゃなく見に来るお客さん達も、国立競技場を意識して、そういう雰囲気を作り上げていたんじゃないかなと思います。
高校生年代、ブラジルでプロを目指していた頃の高校サッカーの印象は?
当時は、高校サッカーへの憧れもあったんですが、それ以上にプロになってお金を稼いで、良い暮らしをしたいと考えていたので、高校サッカーではなく、ブラジルに行きました。
でもブラジルで、高校サッカー関連のニュースが入ってくると、その華やかさに刺激される部分もありました。
ブラジルだとあの年代のサッカーをテレビであれだけやって、新聞にも大きく出て、スターみたいな扱いになって、高校生が持ち上げられていくっていうのはあまりないので。
もちろんクラブ単位でプロを育成するところですから、有名な人たちは優遇されますけど、そこまでブラジルのメディアに取り上げられることはあまりない。
そういう部分で高校サッカーの華やかさは刺激になりました。
出場選手たちへメッセージ
改修前の最後の大会で、特別な意味があると思うんですけど、国立競技場に立つということを目標に、本当に厳しいトレーニングを勝ち抜いて全国に出てきていると思います。
決勝に行けるのは2チームだけですけど、諦めずに今はどのチームにもチャンスはあると思うので、決勝を目指して頑張って下さい。
(三浦知良選手インタビューより)