北脇(重岡大毅)が親会社から送り込まれたスパイだという噂が流れる中、高梨(常盤貴子)率いる<ムーンナイトプロジェクト運営チーム>が発足。亜季(芳根京子)と北脇も運営チームに参加することになった。
プロジェクトのイメージキャラクターに選ばれたのは、縄文土器に描かれた模様からうまれた、通称「ツキヨン」。縄文土器マニアのインフルエンサー・ドキドキ土器子(北香那)によってひそかなブームを起こしていた。亜季は「ツキヨン」の商標出願を担当することになる。
一方、何者かに「必ずこのプロジェクトを終わらせる」と電話で話していた北脇。スパイ疑惑が高まる中、北脇は親会社に行くと言って姿を消し、連絡がつかなくなる。又坂(ともさかりえ)の指導の元、順調に「ツキヨン」の商標出願の準備を進める亜季。亜季は「ツキヨン」を世に広めた土器子にも、商標出願について事前に話しておきたいと思い、五木(渡辺大知)と一緒に土器子のもとへ向かうことに。
土器子と意気投合し、商標出願についても応援してもらった亜季。しかし、親会社の知財部から、「ツキヨン」を新商品のシリーズ名として使用するため、月夜野が商標出願するのは中止するよう命じられ…。
「ツキヨン」の商標出願は、本当に諦めるしかないのか?亜季と「ツキヨン」の運命は?そして、音信不通になった北脇の本当の目的とは…?
北脇の電話を聞いてしまった土居(諏訪雅)から、北脇が「ムーンナイトプロジェクト」を終わらせようとしていると聞いて、不安に陥る亜季。しかし、月夜野と親会社では扱う商品のジャンルが異なるため、同時に商標出願することも可能なのではないかと思い至る。早速、亜季は親会社の広報担当者の説得に向かうが、担当者は同じ時期に同じ名前の商品を展開することには後ろ向きで…。
2人のやり取りを聞いていた北脇は、両社が「コラボレーション」の形で商品を展開すれば、問題が解決するのではないかと提案。親会社の「ツキヨンシリーズ」の販促ツールとして月夜野の商品を使う、というコラボ計画を北脇は密かに準備していた。用意周到な北脇の仕事ぶりに混乱しつつも感心する亜季。
しかも、北脇がかつては親会社の研究員だったという事実を聞き驚愕する。もともと研究員だった北脇は、同期の南の特許登録のために親会社に戻っていたのだという。
北脇の協力を得て、「ツキヨン」の商標出願の最終確認を終えた亜季。そこに土器子から、ライバル会社・ハッピースマイルビバレッジが「ツキヨン」の商標を狙っているという連絡が入る!商標出願されたら「ツキヨン」がみんなのものではなくなるのではないかという土器子の不安を知り、商標出願を取りやめるべきではないか、揺れる亜季。社運を賭けたプロジェクトだけに北脇は逡巡するが、亜季の言葉に動かされ、出願目前でパソコンを閉じる…。
一方、「ツキヨン」の商標を出願したハッピースマイルは、<公共のものを利益のために独占するのか!?>と大炎上!亜季の訴えが、月夜野を大炎上から救ったのだった。 親会社での仕事を終え、月夜野に戻った北脇。自分より優れた研究員である南の汗と涙の結晶を守るために弁理士になったことを亜季に打ち明け、亜季にも弁理士としての才覚があるかもしれないと告げる。一件落着かと思われたが、ハッピースマイルの田所(田辺誠一)には次なる思惑があった…!