ストーリー

#92023.06.07 放送

月夜野が社運をかけた目玉商品『カメレオンティー』の発売まで、あとわずか。亜季(芳根京子)が発売イベントの準備を見守る中、五木(渡辺大知)が出来上がったばかりの販促グッズを持ってきた。以前、人気イラストレーターのハナモ(山崎静代)に描いてもらった『月夜ウサギ』を、今回のイベントでも使用することになったのだ。しかし、勝手にイラストを使われたと思い込んだハナモが、SNSに怒りのコメントを書き込み…!

SNSが炎上状態になる中、ハナモとの契約書に目を通した北脇(重岡大毅)は、「完全なる勘違い」と一刀両断。それでもハナモの誤解を解き、世間を納得させなければ、『カメレオンティー』の発売にも影響が出る。北脇から「ピンチはチャンス」と背中を押された亜季がハナモとの話し合いを担当することになるが、怒り心頭のハナモが会社に押しかけてきた!

契約条件を前に頑なになっていくハナモを、誠心誠意説得する亜季。そんな中、『カメレオンティー』がハッピースマイルの特許を侵害しているという警告書が届き、北脇は窮地に立たされることに!

開発部長の高梨(常盤貴子)も納得の上で、『カメレオンティー』の肝となる技術を営業秘密として守るため、敢えて特許を取らないという戦略に出た北脇。しかし、ハッピースマイルが特許を取った以上、『カメレオンティー』は発売できない…。自らを責め落ち込む北脇に、かける言葉もない亜季。

このまま『カメレオンティー』は“お蔵入り”になってしまうのか?史上最大のピンチに陥った、亜季と北脇の運命は?

以下、ネタバレを含みます。

亜季の熱意が通じ、ハナモと『月夜ウサギ』の件は無事に決着したが、このままでは『カメレオンティー』を発売することはできない。

亜季たち知財部一同は、『カメレオンティー』に使われた技術の先行文献を探してハッピースマイルの特許を無効化しようとするが、先行文献が存在しないことは北脇が一番よく知っていて…。打つ手がないままタイムリミットを迎え、北脇は出向を解かれ親会社に帰ることになってしまう。

特許を出願したハッピースマイルの社員「篠山瑞生」について調べていた高梨は、「篠山」がこれまで果汁系飲料の研究しか手掛けていないことを疑問視。それを知った亜季は、情報漏えいを疑う。そんな中、『カメレオンティー』の発売を諦めきれない社長の増田(赤井英和)に、ハッピースマイルからの「再警告」が届き…。

万事休す。熊井(野間口徹)と共にハッピースマイルに出向き、『カメレオンティー』の発売中止を申し出る亜季。そんな2人に知財部長の田所(田辺誠一)は、『カメレオンティー』を潰すために特許を出願したと言い放ち…。「これも知財の仕事」と悪びれず、北脇の判断を批判する田所。ブチギレた熊井は、発売中止を取り下げ、訴訟になっても構わないと挑発してしまう!

ハッピースマイルを出ようとした亜季は、五木の恋人の“さーちゃん”(秋元真夏)に遭遇。彼女こそ、『カメレオンティー』の特許を出願した「篠山瑞生」だった…!