2020年9月7日(月)
自由ケ丘学園高等学校(東京・目黒区)
「オンライン、大丈夫ですよ!」
担当の先生の言葉に心からホッとしました。
新型コロナウイルスの感染拡大のため、私たちの出張授業もしばらくの間お休みが続きました。事態はまだ収束してはいないものの、「子どもたちの学びを止めない」ということが叫ばれている状況でもありました。そこで、教育現場でも、また、日本テレビにおいてもPCを使ったリモート運用が浸透してきたことを受け、今回初めて、出張授業をオンラインで実施してみようと電話で打診したところ、先生から冒頭の心強い一言をいただいたのです。
しかし、この「情報のタネの見つけ方」は、2時間分を要する長めの設定。さらに、動画を見たり、グループワークを行ったりと、様々なプログラムを盛り込んでいるため、オンラインで果たしてどこまで可能なのか、事前の打ち合わせで先生からは、「それならもう1台PCを、教室のこのあたりに置けば、授業を受けている生徒の様子がそちらからも見えますよね?」「Wi-Fiは飛んでいるので、途中で動画を見ることも可能です」など助言をいただき、こちらからも「音がハウリングしないように、こちらのPCのマイクは基本ミュートで」など、これまでの対面授業では気にすることのなかった様々な細かい点を詰めていきました。
当日。対象は2年生。オンラインという、少し距離のある状態で、文字通り「手探り」でしたが、PCのモニター越しでも、生徒たちがうなずく様子などが見てとれます。そして時折、PCカメラの前でコミカルに体を揺らしてみたりする生徒の姿も・・・。
もともと私たちの授業は、じっと講義を聞いてもらうというよりは、仕事上の経験談などを交えながら、そして、生徒にはワークを通じて頭を使ってもらいながら、調べて、考えて、表現する面白さを知ってもらおうと行っているものです。特にこの「情報のタネの見つけ方」はインターネットを使ったワークで「キラリと光る発想をどうやって生み出すか」を実践してもらうプログラムです。学校の先生のご協力を得ながら、今後はオンラインも活用して実施していきます。