【となりの“街づくり”エイド~三井不動産株式会社 編~】日本橋の街づくりに込める思い「街づくりはみんなで考え手を取り合い進める仕事」
2月21日(水)よる10時 第7話放送の、日本テレビ系水曜ドラマ「となりのナースエイド」。
本記事は「となりのナースエイド」の提供社にて活躍されている社員を、「となりの“○○”エイド」と称し、仕事や商品に懸ける思いを取り上げます。
連載第二回目としてお話を伺ったのは、三井不動産株式会社の「”街づくり”エイド」として、日本橋エリアの街づくりをご担当される新井さんです!
となりの“街づくり”エイド~三井不動産株式会社 編~
三井不動産株式会社 日本橋街づくり推進部
新井章希 様
Q. 「となりのナースエイド」の主人公、桜庭澪にはとある秘密がありましたが、三井不動産の街づくりにも秘密はありますか?
「総合ディベロッパー」という言葉が持たれやすいイメージと実際の街づくりの仕事の間に大きな違いがある、という点だと思います。様々な不動産を開発し運営することが総合ディベロッパーの仕事で、どうしても「ダイナミック」なイメージがつきやすいなと感じています。開発・運営業務も事業者同士が連携し進んでいますが、街づくりの仕事は事業を超え、より「多様」な人同士の結びつきのもとに成り立っていると思います。
その街でずっと暮らしている人、長きにわたり事業をしている人、新たな挑戦をもとめて街に入ってきた人、当然ですが本当に様々な人がいる“街”。その街がより賑わうためにどうしたらいいか?何をすればいいか?とみんなで考え、手を取り合い、その命題に向き合います。主役はあくまで街と街の人々。一緒に走りながら、より街の魅力が発信されるようサポートをすること、これが街づくりの仕事で大切なことだと感じています。いだいていただくイメージと実際の仕事のギャップ感が秘密といえるのかなと思いました!
Q. なぜ、街づくりのお仕事を希望されましたか?
学生時代から、チームで物事を進めることが好きでした。互いにサポートしあうことや議論を積み重ねた末にみんなで「やった!」と言い合える瞬間が好きで、就職活動も「チームで目的を達成する仕事」が大前提の会社をいくつも受けていました。入社し、日本橋の街づくりの仕事を担当するまで、商業施設を開発したり、海外旅行客(インバウンド)向け営業戦略を考えたり、資金調達を行う財務業務を担当したり、幅広い経験を積む機会に恵まれました。様々な業務をしながらずっと共通して思っていたことは、学生時代から変わらず「人と手を取り合い進める仕事」をしたいということ。その希望は会社にも伝え続け、縁あって日本橋の街づくりの仕事を担当することとなりました。実際に仕事をしてみて、様々な街の方と相談し進めることが多く、自分が持ち続けてきた希望に添った仕事ができているなと日々実感しています。
Q.「街づくりエイド」として働かれている中で、どのような1日を過ごしているのか平日のスケジュールを教えてください。
朝9時にはオフィスで仕事をスタートし、社内や社外のメンバーと打ち合わせをしたり、仕事に必要な資料を作ります。お昼は社内のメンバーと日本橋エリアのお店に行くことがほとんどです!午後2時以降になるとランチタイムが落ち着き、飲食店を営業されている街の方々が打ち合わせできる時間帯になるため、進めているプロジェクトの相談に伺ったりします。こう書いてみると日本橋のオフィスで業務をし、日本橋エリアにいらっしゃる方々とプロジェクトの相談をする・・・ずっと日本橋にいますね。笑
Q.関係者が一体となって進んできた日本橋の街づくりですが、およそどのくらいの時間を要しましたか?
江戸時代に五街道の起点として栄え、戦後も金融や商業の中心地として活気があった日本橋ですが、1990年代にバブルが崩壊しその賑わいが失われていきました。そのなかで三井不動産は「残しながら、蘇らせながら、創っていく」をコンセプトに「日本橋再生計画」を始動し、官民地域が一体となって日本橋を盛り上げるべく活動をしています。約20年強にわたり関係者が一丸となって歩んできたといえます。
ただ、私自身、様々な人が連携し手を取り合って街の賑わいを生み出すことが街づくりの仕事の本質であると思っています。そうすると、はるか昔江戸時代にさかのぼって街づくりはスタートしているのでないかと思っていて、いろんな人同士の手の取り合いや努力が積み重なり、様々な歴史的局面を超えて街がここまで歩んできたのだと。そして今後も歩み続けていくため「街づくりに終わりはない」と感じています。
Q.街づくりの仕事を担当されて、もっとも苦労した点は何ですか?
今の部署(日本橋街づくり推進部)に来てしばらくは、自分の意見を伝えることを遠慮したり、委縮したりすることが多かったです。長い期間日本橋に関わりを持ち、街を大切に思っている方々を相手に、新参者である私が意見を言っていいものか遠慮してしまうことが多かったです。また部署の中でも、歴代の担当者がバトンをつなぐように大切に街づくりの仕事を進めてきて、その努力やかかった時間を受け止め「失敗してはならぬ」「変なことを言ってはならぬ」と自分にたくさんの縛りをかけていた期間がありました。
そんなとき、明治から日本橋にお店を構える、とある老舗の店主さんに「新参者なんて関係ないよ!とにかく一緒に楽しくやろうよ。新井さんのやりたいこと話してみてよ。」と言っていただけたことがブレークポイントになりました。新しい目線だからこそ気づけることや活かせるアイディアがあるかもしれない。そう思えたことは、すごくありがたく、感謝の気持ちでいっぱいです。
Q.「街づくりエイド」として、お仕事でのいちばんのやりがいは何ですか?
「やってて良かった!」と感じたエピソードはございますか?
約3年前から日本橋エリアの様々な人々や事業者をつなげ、つながった人同士でお土産を開発する「つなぎふと」というプロジェクトを進めています。このプロジェクトに参加してよかった、と参加した街の方々から言っていただける機会が何度かあり、その度にやりがいを感じています。より効率的にプロジェクトがまわるような仕組みを考えることはとても難しく、大変な局面は何度もありました。そのたびに一緒にプロジェクトを作ってくれている社内外のメンバーと課題に取り組んできました。まだ道半ばのプロジェクトですが、街のみなさんが情報を広げてくれたり、プロジェクトがより良いものになるよう逆にアイディアをくださったり、私自身も支えられているなと感じています。勇気を出してスタートをしてみて良かったと心から思います。
Q.ナースエイドは医者や看護師ほど目立つ職業ではないですが、「縁の下の力持ち」と呼ばれるほど、医療現場を支えている大切な存在です。「街づくりエイド」としてご活躍されている新井さんから、全国の働く「○○エイド」たちへ、メッセージをお願いします!
この質問について考えていて、ふと縁の下の「縁」を「人同士をつなぐ縁」と捉えてみると面白いなと思いました。一緒に走って頑張ってくれる人がいる、応援してくれる人がいる、感謝の言葉を伝えてくれる人がいる、そういった人同士の関わり合いや繋がり、という「縁」の「もと(下)」で人は大きな力を発揮できるのかなと思いました。そしてその感覚はこの街づくりの仕事をしている中でより強くなっています。目立たなくとも、悩みながら陰で頑張っていることを見てくれている人は必ずいます。何かのタイミングで気づいてくれ、大切な言葉をかけてくれる人との縁に救われながら私自身ここまで歩いてきたなと思います。これからは私自身もいろんなことに気づき、応援や感謝を伝えられる人になりたいなと強く感じています。全国の働く「〇〇エイド」のみなさんも、「〇〇エイド」な仕事をとおして、この「気づく」能力を伸ばしていらっしゃると思います。そういった気づける方々が伝える温かい言葉は、更にたくさんの陰で頑張る人を幸せにすると思います!私もがんばるので、内容は異なりますがお仕事がんばりましょう。元気を出したくなった時、美味しいものをたべたくなったときはぜひ日本橋までお越しください~!
今夜放送の第7話のあらすじは、ドラマHP「ストーリー」ページ(https://www.ntv.co.jp/tonarino-nurseaid/story/)でもご覧いただけます。
■番組概要
日テレ系 毎週水曜夜10時放送
【出演】
川栄李奈 高杉真宙
矢本悠馬 吉住 上杉柊平 織田梨沙 あかせあかり
古田新太
瀧本美織 成海璃子 小手伸也 水野美紀
【原作】『となりのナースエイド』(知念実希人 著/角川文庫)
【脚本】 オークラ
【音楽】 井筒昭雄
【主題歌】 Awesome City Club「ヒカリ」(cutting edge)
【チーフプロデューサー】松本京子
【プロデューサー】藤森真実 藤村直人 森雅弘 白石香織(AX-ON) 島﨑敏樹(泉放送制作)
【演出】内田秀実 今和紀(泉放送制作)
【制作協力】 AX-ON 泉放送制作
【製作著作】 日本テレビ
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