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レアル3連覇の舞台裏で…明かされたスーパーゴールの秘密とセネガル代表の脅威

2018.06.05 公開

史上初のUEFAチャンピオンズリーグ3連覇を手繰り寄せたのは、サッカー史に残るスーパーゴールだった。今シーズンのCL決勝は大会2連覇中の王者、レアル・マドリード(スペイン)と13年ぶりの優勝を目指すリバプール(イングランド)の顔合わせとなった。
 試合は前半をスコアレスで折り返すと、51分、リバプールのGKロリス・カリウスにカリウスのミスからレアルが先制。対するリバプールはセットプレーからセネガル代表FWサディオ・マネが押し込み同点に追いつく。

迎えた64分、その時は訪れる。左サイドからマルセロが右足でクロスを送ると、途中出場のガレス・ベイルがオーバーヘッドで合わせる。ボールはそのままゴールに吸い込まれ、レアルが勝ち越しに成功した。一見すると、個人技から生まれたスーパーゴールだが、日本テレビの解説・都並敏史は、ゴールに至るまでに2つの緻密なプレーがあった語った。
「ベイルのキックはもちろん素晴らしいんですけど、その前の2人の動きに注目しました。まずは、マルセロ。ボールを受けてから『縦に行くよ』という動きを見せて、(ディフェンスしていた)マネが少し下がりましたよね。それで右足でクロスを上げるためのスペースが空いた。これで正確なクロスを上げることができた。そして今後はBBCの動きにも注目してほしいです。クロスが来る前、ベンゼマ、ベイル、ロナウドが並んでいる。これならディフェンスしやすいんですけど、そこからベンゼマとロナウドが前に出てクロスする動きを見せる。これにリバプールDFが釣られているんです。それで、ベイルが1人フリーになっているんです。DFの対応が一瞬遅れたからこそ、このスーパーシュートを打つことができました。細かい作業があるからこそ生まれたビューティフルゴールです」

この得点を皮切りに、さらなる攻勢に出たレアルは83分、右サイドでパスを受けたベイルが少し距離のあるエリア前から左足を一閃。無回転のシュートは、正面で対応したGKカリウスの手も弾いてゴールに突き刺さり、レアルが大きな追加点を挙げた。この1点で勝負あり。レアルが史上初のCL3連覇を達成した。

改めて思い知らされたセネガル代表エースの脅威

都並は日本代表がロシアW杯で相対するセネガル代表のエースについても言及。同点ゴールのシーンを例に挙げると、その実力に舌を巻いた。

負傷退場したモハメド・サラーなき攻撃陣を牽引したマネは他を圧倒するスプリント力を武器に、レアルDF陣を翻弄。同点ゴールに加え、ポストを叩くシュートを放つなど、90分間危険な存在であり続けた。大会を通じて見ても、その実力を遺憾なく発揮。ロベルト・フィルミーノ、サラーと形成する快足3トップは揃って10得点を記録し、「リバプール史上最強3トップ」とまで称された。

都並氏は「マネは瞬発力。一気にキュッと動き出すんですよ。これは日本代表は要注意ですね。止まらないよ、この人!」と、マネが日本代表にとって大きな脅威であることを改めて強調した。

日本代表は6月19日にFIFAワールドカップグループステージ初戦、コロンビア戦を迎える。続く第2戦でセネガル、第3戦でポーランドと対戦する。


番組概要

タイトル:「FIFAワールドカップ 日本×セネガル」
放送日時:6月24日(日)22:00-26:30

<出演者>
【MC】
明石家さんま・手越祐也
【解説】
都並敏史・北澤豪・城彰二

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