「89歳の父に戦時中の話を聞きたい」父がいま明かす壮絶な体験 “今の若者への思い”も聞く【こどもディレクター】
次回 6月19日(水)23:59~(水曜プラチナイト枠内)放送の「こどもディレクター ~私にしか撮れない家族のハナシ~」(製作著作・中京テレビ 日本テレビ系28局+TOS・UMK 30局ネットで放送 毎週水曜23:59~24:29)。出演は斎藤工。次回のゲストは中尾明慶。
『あなたにカメラを渡すので、家族を取材してきてもらえませんか?』両親にずっと聞けなかったこと。伝えたいこと。謝りたい事。ウチの家族だけの文化。など、そんな家族への「タブー」や「疑問」をあなた自らがディレクターとなり取材し解決するドキュメントバラエティ。返ってきたカメラを覗くと、親子のかけがえのない瞬間やむき出しの感情が詰まった家族のハナシがあった。
人は誰しもだれかのこども。皆さんは家族に何を聞きますか?
今回のこどもディレクターは41歳の男性。89歳の父に、戦時中の話を聞いてみたいという。父は悲惨な場面を見てきたからか、あまり詳しい話をしないのだとか。男性は「人生後半になってきて、今のうちに聞いておかなきゃ」という思いがあると言う。そこで、これを機に父に話を聞くことに。
カメラを手に向かった先は、愛知県弥富市の実家。男性は「今になって昔話を面と向かって聞くのは、ちょっと緊張しますね」とポツリ。母が明るく出迎え、ちょうど出かけていた父も帰宅する。
父は以前から、ひらがなの旧字体「変体仮名」の研究にハマっていて、なんと79歳の頃から解説YouTubeを配信しているのだとか。多趣味でユーモアあふれる父は、戦時中のことについて「その時は辛かったけど、今では懐かしい思い出なんだよな」と言って話し始める。
当時6〜10歳だった父は、弟とともに“縁故疎開”へ。兄弟で寒さに耐える日々、1945年の名古屋大空襲、そして戦後のある出来事…。次々と明かされる壮絶な体験に、男性は静かに耳を傾ける。
最後に、今の若者へ伝えたいことを聞かれると…この父ならではの“格好いい言葉”が。カメラには、今こそ聞いておきたい“貴重な話”が詰まっていた。
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