人が入れない狭さのすき間に猫が…救出に成功した消防隊員のアイデアとは
1月30日(木) 日本テレビ系で放送の「THE突破ファイル」では、全国の街で起きた事件と突破劇を再現ドラマで紹介。消防隊員役をサバンナの八木真澄となかやまきんに君、キラキラ関係のワタリ119が演じた。
とある小学生の女の子がかわいがっているノラ猫がいた。その子の家では猫が飼えないため、その猫をペットのように可愛がっていたのだ。
しかしある日、女の子が猫をいつもの場所で呼んでみたが一向に見つからない。
探し回ると意外なところから鳴き声が聞こえてきた。なんと猫はわずか10センチの建物の隙間に挟まってしまっていたのだ。
女の子は消防署に連絡し、消防隊が駆けつけ、隙間に挟まった猫の救出劇がはじまった。道路からは約5メートル奥まり、地上からは高さ約3メートルの場所に宙ぶらりんになってしまった猫。
おそらく屋根を歩いている際に落ちたのだろう。この幅だと子どもでも中に入るのは難しく、大人だと腕を入れるのが限界だ。
まず消防隊が考えたのは、猫の餌を、物干し竿を使って猫の近くに寄せ、自力で動いて出てきてもらう作戦。
餌に反応する事で、猫の身体が動けば自力で抜け出せるのではと考えた。
しかし、壁に引っかかってしまい自力では動けずこの作戦は失敗。
今度は、壁と猫の間を石鹸水で濡らす作戦。猫の体が滑って自力で出られるかもしれないと期待した。
石鹸水を少しずつ垂らすが、全く滑る気配がない。
その上、夕方から大雨が降る予報で、このまま放っておくと猫の命が危険。壁を壊すという策も思いついたが、民家からは断られてしまった。実際、狭い隙間に人や動物が挟まってしまった場合に最終手段として壁を壊し、救出することもあるという。
もはや打つ手がないと思われた救出だが、あるアイデアを思いついた。
それは、消防用のホースとロープを使った作戦。水の入っていない消防ホースを屋根と地上から壁の隙間に入れ、そのホースで猫をすくうような形で押し出すのだ。
作戦は成功!見事、ホースで猫を押し出し無事救出。
消防隊員の執念が小さな命を救った、見事な突破劇となった。