駐車場で車が次々炎上…夏に起きた怪現象 意外な原因とは?
7月15日(木) 日本テレビ系で放送の「THE 突破ファイル」では、全国の交番で起きた事件を再現ドラマで紹介。
警官役を、かが屋の加賀翔、磯山さやか、カップル役を、かが屋の賀屋壮也、古田愛理が演じた。
今回は夏のシーズンに実際に起きたまさかの怪現象を、事実を基にドラマ化した。
前日の大雨が嘘のように快晴を迎えたある休日、カップルが釣りデートのために駐車場に停めた車に乗り込もうとしていた。
しかしその瞬間、車のボンネットが突如炎に包まれ炎上!
慌てて車から離れると、なんと、駐車場に停まっていた他の車両からも次々と火が!
「ウソだろ…一体、どういうこと!?」突如炎上した4台の車。
「3丁目の駐車場で複数の車両火災が発生、現場に急行してください!」
警察に通報が入り、急いで現場へ向かう。
「4台の車から突然出火、一体どういう事?車両前部の火災…エンジンの故障かしら?」
警察は車の持ち主に事情聴取を行った。火災が起きたのはひとけのない早朝の駐車場。
4台ともエンジンをつける前に燃え出し、ほぼ同時に出火したという。
警察は「この駐車場で過去にトラブルがあったりとかは?誰かに恨みを買うような心当たりとか?」と放火の可能性も疑うが、他の3台も燃えているためその可能性も薄い。
続いて警察は駐車場に設置された防犯カメラを確認。
そこに映っていたのは、車の持ち主のカップル以外には特に怪しい動きのない男性一人のみ。
警察は「今朝は(天気が)ピーカンだったでしょう?太陽光が何かに反射してっていう可能性もなくはないなと思ったんだけど」と、太陽光がペットボトルの水などで屈折し一点に集まることで起きる収れん火災を疑う。
車内のフロントに置きっぱなしのライターや冷却スプレー、クリアキーホルダーに引火した事例もあるが、その場合は車内の何かしらに火がついて出火するため今回はその可能性もなさそうだ。
すると、「2丁目で複数の車両が炎上!現場に急行願います!」と、別の場所でも車両火災が発生!
第二の現場である駐車場では一度に7台も同時に炎上したという。
その後も整備工場などに手がかりを求め聞き込みを続けるものの、7台の車が突然燃えた原因は見つけられず。
と、そこで第一の現場の防犯カメラに映っていた男性を発見。さっそく聞き込み調査を行うが、その途端ボンネットが燃え始めた!
なぜ車が次々と燃え始めたのか?
「一体なんでこうも次々と車が燃えるんだ…収れん火災や放火の可能性も低い、じゃあなぜ燃える?絶対どこかに解決の糸口があるはずだ!考えろ…考えろ…」
と、そこで「この車両火災の謎が解けましたよ!」と警察。
火災が起きた車両は全て海沿いの駐車場に停められていたことが原因というが…。
昨晩、台風で高潮が起きたこの街では、海水が駐車場まで浸水していたという。
「事実、燃えたエンジン部分にはキラキラと光る塩の結晶が残っています」車には浸水した形跡がある。
「海水は電気を通しやすい性質があるんです。つまり車のエンジン部分に海水が入り込み、回線不良が起きて発火したんだと考えられます」と警察。
車に海水が浸水すると、エンジンを始動していなくても自然発火する恐れがあるという。
車のエンジンルームに電気を通しやすい海水が入り込むと、バッテリーや電気系統の間に電気の通り道が作られ、自然に電気が流れる状態になることがあるのだ。
特に、海水が干上がる直前の少し湿った状態が危険。実際、高潮により海水をかぶった中古車オークション会場で車100台が炎上したという事例もあるという。
「乾くのにも高潮を浴びた位置によって時差が発生します。だから火災も段階的に起きたんです」と、見事解決できたのだった!
■最新話無料配信中!放送を見逃した方はTVerで
https://tver.jp/lp/f0045688
■過去放送分をまとめて見たい方はHuluで
https://www.hulu.jp/the-toppa-file