9月16日（木）日本テレビ系で放送の「THE突破ファイル」では、突破警察署を舞台に、実際にあった事件の突破方法をもとに再現ドラマ化。

警察官役をEXITの兼近大樹、磯山さやか、ぺこぱの松陰寺太勇、病院の院長役をぺこぱのシュウペイ、看護師役を水谷果穂が演じた。



とある病院で院長の男性が手術を行っていたところ、「成田院長に会いたいんだが…」と受付を尋ねる怪しい男が。



男は受付の声も聞かず、手術室の方へと向かっていく。

院長が手術を終え、廊下を歩いているところに「待てよ、久しぶりだな」とその男が院長に声をかけ、なんとポケットから果物ナイフを取り出し、院長に向かって振りかざした！



必死に逃げる院長だったが、男はナイフを片手に追いかけてくる。



院長は逃げている途中に扉が開いていた部屋を見つけ、かろうじて逃げ込んだ！
男は扉の前で「テメェの手術ミスのせいでおかしくなったこの体、どうしてくれんだよ！仕事もできなくなったんだぞ！」と叫び、院長に言いがかりをつけてきた…

「いや、だから何度も説明したじゃないですか、手術にミスはなかったって言ってるじゃないですか！」という院長に、「ごまかすんじゃねぇよ！こんなクソみてぇな人生、てめぇと一緒に終わらせてやるよ！」と男。

叫ぶ男に警備員が気づき「待ちなさい！」と追いかけ、男は逃げ出した。



病院内を逃げる男は、ある病室にいた看護師と入院患者の子どもを見つけ、その2人を人質に取り、部屋に立てこもった！



追いかけてきた警備員に「おい、聞こえるか？院長を連れてこい！人質と交換だ！早くしねぇとコイツらがどうなっても知らねぇぞ！」と院長と人質の交換を要求。

その頃、警察に通報が入り、警察官たちは至急現場へと向かう。



現場に到着した警察は、
院長を呼べという要求に、「犯人はなぜあなたを？」と犯人の動機を院長に聞くと、
「彼の左腕の手術を担当したのが私です。手術は成功したんですが、原因不明の体調不良と手術を勝手に結びつけているようで…」と院長は答えた。



病院の外から立てこもっている病室の様子を伺うが、下からでは中の様子はわからない。そこで警察官が思いついた作戦は、ファイバースコープを隣の部屋の通気口から差し込み、部屋の状況を気づかれずに確認すること。





作戦は見事成功し、立てこもった病室の様子を見ることができた。

病室にいる看護師と患者の子ども、犯人の姿を確認できた警察は、「警察だ！話がしたい！」と病院の外から説得に回るが、失敗…



院長が来ないことに痺れを切らした犯人は「おい警察！拳銃を持ってこい！早くしないと人質の命はないぞ！」と、さらなる要求を突きつけてきた。

そして、病室では患者の子どもが喘息の発作を起こし、新たな薬を飲まないと治らない状況に。



看護師は喘息の薬を持ってきてもらうよう頼みたいと犯人にお願いし、男は「だったらてめぇでお願いしろ、ただし、余計なことしたらわかってんだろうな」と承諾した。





看護師は、下にいる警察官たちに向かって「すみません！どなたか早く喘息の薬を持って来てください！」とお願いするが、男は「いいか！看護師に持ってこさせろ！警察が来たらただじゃおかねえからな！」と脅し、警察官はこれを絶好のチャンスだと考えた。



それは、看護師にふんした警察官に薬を届けさせると同時に病室へ突入する作戦！

だが犯人は「扉の下に薬を入れて、すぐに帰れ！」と、扉を開けて薬を受け取ることを拒否！警察官はその指示通りに薬を扉の隙間から入れることしかできなかった。



モニターで犯人の様子を見るが、かなり苛立った様子で、「でもこれ以上待たせたらあの男、何しでかすか…」と警察官も困惑していた。

「犯人の精神はもはや極限状態…突入するにも人質は常に犯人の腕の中、一体どうしたら人質を救える？考えろ…考えろ…ん？」



そこで、ある突破アイデアが！

それは、犯人の要求通りに銃を渡し、そこで犯人のある隙を狙う作戦！

警察官は「おい！警察だ！待たせたな、拳銃を持ってきた！扉を開けてくれないか？」と、病室の前に待機するが、警戒した男は扉を開けないという。



警察官は「わかった、そんなに俺たちが信用できないなら、屋上からつるして窓から渡すってのはどうだ？」と、窓から受け渡すことを提案し、犯人も承諾した。





ロープが巻かれた箱を受け取った犯人は「箱の中から銃を出せ！」と看護師に指示。



しかし紐が固く縛られすぎていて、女性では解くことができず、痺れを切らした男は自分で紐を解こうとした。そしてそれこそが警察官の作戦だった！







警察官は、女性では解けないほど紐を固く縛り、男が紐を解く作業に気を取られた一瞬の隙をつき突入！



そして見事に作戦は成功！犯人を逮捕した。
警察官たちのとっさの機転が生んだ、見事な突破劇であった！