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描き下ろし 新作エピソード 各電子書籍ストアで配信スタート! 『逃亡医F 番外編―月桂―』 (Jコミックテラス) 原作:伊月慶悟 脚本:坪井央 作画:佐藤マコト 逃亡生活後の後日談 逃亡生活が終わった藤木圭介は一人の医師に戻っていた。ただ、勤務先はこれまでの大学病院ではなく海沿いの小さな診療所だ。そこへ、逃亡中につきまとわれた烏丸京子と体が癒えた八神妙子が現れて…
『逃亡医F』(Jコミックテラス刊)
原作:伊月慶悟
作画:佐藤マコト
伊月慶悟(原作者) コメント
この「逃亡医F」というのは不思議な運命を持ったマンガ作品かもしれません。
ある雑誌から医療マンガの原作を依頼された私は、当時医者を主人公にした連載を3作ほど抱えていたため一度は断りました。
それからしばらく喫茶店で雑談のようなものが続き、「そろそろ帰ります」と言うタイミングを探っていたときに後ろのテーブルのお客さんが飼い犬の話をはじめました。どうもそのワンちゃんはうつ病(だったか自閉症だったか)で定期的に通院をしているようなのです。犬にもうつ病があるなんて大変だなア、いろんなお医者さんがいるんだなア、などと思いながらなんとなく帰るキッカケを失っているうちにいつのまにかまた作品の話になり、そして作画は「サトラレ」で有名な佐藤マコトさんと聞いて、気づいたら編集者と夢中になって船医がどうの、医者が旅をしてどうだの、と構想を練って出来上がったのがこの『逃亡医F』です。
あの時、どこかのセンシティブな犬がお医者にかかっていなければこの作品は生まれていなかったでしょう。
そんな経緯でこの世に誕生した作品ですが、今回日本テレビさんでテレビドラマ化の話が持ち上がったと聞き、正直驚きました。
なぜなら、いくら医療ドラマが当たっているから(?)といってこれは普通の医療ドラマとは違います。恋人殺しの濡れ衣を着せられた不運な医師が日本全国を逃げ回りながら出会った人々の身体と心を救う話なのですから。
「ロケを考えただけで制作費が、、、、きっと立ち消えになるに決まってる」
でもそんな心配は杞憂に終わりました。しかも主人公の藤木圭介(鳴海健介)を演じるのは私も大好きな成田凌さん。もうキャライメージにピッタリの役者さんです。
成田さん演じる主人公が日本中を逃げ回る中、どんな人間ドラマを紡いでくれるか、、、原作者であることも忘れ、今からワクワクしながら放送を待ちわびています。
佐藤マコト(作画) コメント
藤木はマンガでは外見など指定がなかった為に変装メガネキャラで。
施術に入る時のみメガネを外してOFFからONにヘンシン~みたいな構成で描いていました。
主演の成田さんのナイーブな雰囲気がON、OFFでどう変わるのか楽しみにしております。
日本テレビさんが映画『サトラレ』を作ってくれなかったらボクはたぶん年1本程度の短編を描くマンガアシスタントを続けていたと思います。
そう思うと運命を感じるドラマ化のお話。
勿論?巨人ファンです。楽しみにしています。
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