「この作品の面白さを伝えたい思いがすごく強い」唐沢寿明【ボイス 110緊急指令室】記者会見で撮影秘話公開!
7月13日スタートの日本テレビ系新土曜ドラマ「ボイス 110緊急指令室」。放送に先駆けて行われた記者会見に、唐沢寿明さん、真木よう子さん、増田貴久さん、木村祐一さん、YOUさんが出席。連日ハードな撮影に挑んでいるキャストの最新のボイスをお届けします!
――クランクインして1か月以上経つそうですが、現場の雰囲気はいかがでしょうか?
唐沢「現場はそんなに明るくないですね(笑)。こういう作風なので、あんまりペチャクチャ喋らずに、それぞれが考えてるというか。ワーキャーやってる現場じゃないね。ちょっとシリアスな内容なので、さすがに今回はいつものように現場で明るく振る舞えないかなと」
――今回、真木さんは唐沢さんとバディ役ということで、共演していかがですか?
真木「カッコいいんですよ…すごくカッコ良くて。初めはあまり信頼関係のないところからバディになっていくので、まだお互いの距離がそんなに近くないシーンだったんですけど、唐沢さんから『ちょっと来い』って言われたのですぐついて行ったら、演出家の方に『そんなに素直について行かないでくれ』って言われて(笑)」
唐沢「そのシーンもね、すぐについて行っちゃいけないシーンなんですよ。来いって言ったらすぐについて来てNGになっちゃって(笑)。カッコいいからじゃなくて、真木さんは素直だから、そういうのが出るんじゃないですか」
――真木さんは撮影が進んでどうですか。
真木「私は指令室室長の役なので、指令室でのシーンが多いですね。1話のものすごく長いセリフもようやく撮り終えて、ちょっとホッとしているところです。でも題材が題材なので、さっき唐沢さんもおっしゃった通り、ワーキャー楽しんでやっているとは言えないですね。みんな役に入っている感じです」
――増田さんは初めての刑事役ということですが。
増田「ありがとうございます!ついに来ましたね。唐沢さんとご一緒させていただくことを聞いたタイミングで刑事役ということも聞いたんです。唐沢さんはアクションが凄いし、まずは身体作りだなと思いまして、警察官になるために身体作りと警察官の画像を検索して、ピストルの持ち方も調べました。そういうところから役作りを始めまして(笑)。監修の方がピストルの持ち方、ピストルを持った走り方とかいろんなことを教えてくださって、少しずつ警察官の役が自分の中に入ってきてますね」
――木村さんが演じる沖原は唐沢さんが演じる樋口の同期であり、増田さんが演じる石川の上司という役どころですね。
木村「刑事役は何回もやらせていただいてるんですけど、その都度相手が変わると新しい気持ちでやってますね。樋口とは同期の役で、僕よりも優秀やったんですけどあることがきっかけで立場が…みたいなこともあって。その樋口についてる増田くんが板についていて、『兄貴!兄貴!』って言うてんのがもう可愛らしくて、僕のとこに来てほしいなってヤキモチさえ妬くくらいのそんな気持ちです。唐沢さんとは結構、見合って怒鳴り合ってみたいなシーンもあるので、いい緊張感でやらせてもらってます」
――YOUさんは樋口と石川が通う居酒屋の店主ということで。
YOU「もう~唯一の憩いの場ですね。皆さまがロケして、まっきー(真木)もね、1話のセリフとか『私たぶん1年分喋ったと思う』っていうぐらい皆さん大変で、アクションもありますし。他のところが忙しいので、私のお店のシーンは3話分ぐらい一気にまとめて撮っています。たぶん、休憩みたいなロケ日だと思います(笑)」
――演じる役や作品についての見どころは?
唐沢「韓国の原作ドラマの俳優陣がとてつもなく芝居がうまくてクオリティが高いぶん、この作品の面白さを日本のキャストなりにやらなきゃいけないなというその思いが今回はすごくありますね。だから現場がすごく静かなんだと思う。負けないようにやるとかそういう事じゃなくて、ちゃんと面白さを伝えたい思いがすごく強いです」
真木「惨殺シーン、目を覆うようなシーンがあったりして、ちょっと苦手な方もいらっしゃるかもしれないんですけど。橘ひかりという役は、指令室に110番して助けを求めてくる通報者の方の尊い命を絶対に救って見せるという覚悟で、できる限り以上のことをやりながら動いている人なんですね。ただ怖いだけでなく、そういう命の尊さというテーマもあるので視聴者の方にもそこを忘れずに見て欲しいなと思います」
増田「樋口さんを兄貴と慕って、樋口さんからも信頼されてる後輩。沖原さんもそうですけど登場人物みんな石川を嫌いな人がいないというか、石川がいることによってちょっと明るくなるような存在だと思うんです。なんで石川はこういう感じでいるんだろうとか、なんで石川はこういうセリフなんだろうとか、常に考えながらやらせてもらってます」
木村「本物の警察官の人に『おるな~こんなヤツ』とか『うちの署にもおる!』みたいに言って欲しいなというのがまずあるんですけど。役柄においては感情がもの凄く複雑で、沖原はややこしいしがらみがあるんですよ。欺くのか、素直にいくのかその部分を意識して監督と相談してやってるつもりです」
YOU「緊迫した現場であったり、ちょっと怖いところがある中で、私の店は食事するところですし唯一普通の場所なので、ホッとしていただけたらなという思いでやっております」
緊急指令室を舞台に展開するタイムリミットサスペンス。通報電話の「声」を受け、人々を救うために奔走する凄腕刑事・樋口とボイスプロファイラー・ひかり。二人を取り巻くクセ者揃いのキャラクターたちにも注目!
第1話では、誘拐拉致被害に遭った若い女性・夏美(吉川愛)から助けを求める通報が!事態が一刻を争うことを察知したひかりは自ら指揮を執り、樋口に指示を出すが……!?
「ボイス 110緊急指令室」
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