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2017.09.07

龍神NIPPON代表最終14人決定!!

日本バレーボール協会は7日、東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで記者会見を行い、12日に始まる「ワールドグランドチャンピオンズカップ2017」男子大会に出場する男子日本代表の14選手を発表した。

 選出されたメンバーは、新チームをけん引してきた深津英臣主将、次シーズンもイタリア・セリエAでプレーする石川祐希、今年6月にドイツへ移籍した柳田将洋の海外組ら。初選出ではセッターの藤井直伸、ウィングスパイカーの山本将平が招集された。

 今回の代表は14選手のうち身長200㎝超の選手が5人(大竹、山内、出耒田、高橋、小野寺)を擁し、平均身長は191㎝という日本男子バレー史上珍しい大型チーム。中垣内監督は「2mを超える選手が5人もいるチームは、日本バレー史上で記憶にない。背が高いだけでなく、能力が高い選手が多数いる。この財産を我々がどう高めていくかという責任を持つと同時に、220年東京に向けて、男子バレーの明るい未来を感じてもらえるようにやっていきたい」と決意を表明した。

 中垣内監督就任後、日本男子はワールドリーグ、2018年世界選手権アジア最終予選、アジア選手権の3大会で14勝4敗。ワールドリーグでは強豪の中国、スロベニア、豪州に敗れたが、世界選手権アジア最終予選では4戦4勝で世界選手権の出場権を獲得したほか、アジア選手権では1次リーグで韓国に黒星を喫しただけで6戦5勝、最終的に優勝を飾った。

 今大会は他出場5カ国すべてが、日本よりも世界ランキング上位に当たる。世界ランキング1位のブラジルをはじめ世界ランキングトップ10の強豪ぞろいで、日本は初戦の12日(火)に同2位の米国と対戦する。

 対策としてはディフェンス、サーブ、そしてサーブレシーブを強化。サイドアウト率の向上とともに、センターラインのクイックを生命線として戦いに臨む。現チームは最年長が27歳の深津主将で、20代前半が大半を占める構成。中垣内監督は「2020年東京、そして2024年までこのチームは続いていくと思われます。選手を育てなければいけないという責任の重さは日々実感しているところです。世界ランキングでは相手が格上と思われていますが、我々してはそういうチームにも全部勝つつもりで目先の1セットにこだわってプレーして参りたい」と意気込んだ。

【龍神NIPPON代表14人一覧】

#1 WS  大竹壱青(中央大学)

#2主将S  深津英臣(パナソニックパンサーズ)

#3  S  藤井直伸(東レアローズ)

#6 MB  山内晶大(パナソニックパンサーズ)

#7 WS  出耒田敬(堺ブレイザーズ)

#8 WS  柳田将洋(TVインガーソル・ビュール=ドイツ)

#9  L  井手智(東レアローズ)

10 WS  山田脩造(豊田合成トレフェルサ)

12 WS  山本将平(JTサンダーズ)

14 WS  石川祐希(中央大学)

15 MB  李博(東レアローズ)

16 MB  高橋健太郎(東レアローズ)

18 WS  小野寺太志(東海大学)

19  L  浅野博亮(ジェイテクトSTINGS)

【男子代表発表会見=監督、14選手コメント】

中垣内祐一監督

「5月に新しいチームとして船出し、我々は2020年東京でメダルを獲得するという大きな目標を掲げて練習して参りました。アジア選手権は金メダルを獲りましたし、今季目標としてきた来年9月世界選手権の切符はクリアできました。チームとしては非常に良いムードで、選手が前向きに練習に取り組んでいます。選手たちの心の中からやる気が出て練習できている。そんな中で、5月からの数カ月間の成果をはかる意味で、2020年東京で目指しているバレーの方向性が正しいのか、正しくないのか。グラチャンバレーでは自分たちの力を率直に試したい。非常にワクワクした状況であります」

#1 大竹壱青(ウィングスパイカー)

「パワーのあるスパイクでチームに貢献できたら」

#2 深津英臣主将(セッター)

「それなりの結果を残してきたので、自信を持って堂々と戦いに行きたい。もちろん、いろんな大会で良い成績を残して結果が出たことは一番嬉しいけれど、それよりも良いチームになれていることが主将としてうれしい。今年のチームはとても若いチーム。大丈夫なの?という声が上がるかもしれませんが、このチームならやれると信じている。勝ちに行きます」

#3 藤井直伸(セッター)

「グラチャンバレーという舞台を経験できることはうれしい。アグレッシブなトスでチームに貢献したい」

#6 山内晶大(ミドルブロッカー)

「ブロックでチームに貢献したい」

#7 出耒田敬(ウィングスパイカー)

「チームのために何ができるか、何がすべきを考えてやっていきたい。高さを生かしたプレーを」

#8 柳田将洋(ウィングスパイカー)

「苦しい時こそ奮起できるよう、大会を通してしっかり戦い抜きたい。フランスのイアルバン・ヌガぺト、イタリアのフィリッポ・ランザと対戦してみたい」

#9  井手智(リベロ)

「5月から始まったこのチームは3大会で結果を残し、技術的、精神的にも大きく成長できたと思います。今季最後の大会で形に出来たら」

10 山田脩造(ウィングスパイカー)

「常に最高の準備をして1点1点積み重ねていきたい」

12 山本将平(ウィングスパイカー)

「今。自分ができることで貢献していきたい。初招集なので正直驚いたが、やれることをやりたい。若い選手が多い可能性のあるチーム。自分が一番貢献できるのはサーブ。サーブを見ていただけたらと思います。チームでも年長なのでプレー以外の面でもみんなを後押ししたい」

14 石川祐希(ウィングスパイカー)

「攻守ともにベストを尽くし、勝ちにこだわってプレーしたい。自分ないろんなプレーを経験しているつもりなので、チームに還元していきたい。地元で試合ができることはめったにないので、自分のプレーを見てもらいたい。2020年東京に向けても、強いチームに勝っていくイメージを持って戦いたい」

15 李博(ミドルブロッカー)

「サーブとスパイクが武器なので、攻めの姿勢を忘れずに頑張っていきたい」」

16 高橋健太郎(ミドルブロッカー)

「自分の持ち味である明るいところを全面に出し、パワフルなプレーで貢献していきたい」

18 小野寺太志(ウィングスパイカー)

「チーム最年少なので若さを持って、チームに勢いを与えられるよう、貢献できるように頑張っていきたい。(ポジションがセンター=ミドルブロッカー=からウィングスパイカーに変更となり)やってみないかと言われた時は戸惑いましたが、バレーをやる上で挑戦することはとても大事なので、いい経験になると思い、やってみようと思いました。まだまだ未熟ですが、出場機会があったら1点1点積み重ねられるように頑張りたい」

19 浅野博亮(リベロ)

「あきらめない、粘り強いプレーをしたい。声掛けでもチームに貢献できるようにしていきたいです」

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