女子のワールドグランドチャンピオンズカップ2017の大会5日目が10日、愛知・名古屋市の日本ガイシホールで行われた。第1試合では、ここまで1勝3敗のロシアと全敗の韓国が対戦し、ロシアがストレート勝ちを収めた。韓国は全試合を通して1セットも奪えずに大会を終えた。
美女軍団ロシアが、最終戦を快勝で締めくくった。この試合が終わった時点で韓国は6位、ロシアは4位以下が決定しており、世界に誇るWエース、ナタリア・ゴンチャロワとタチアナ・コシェレワはフル出場しなかった。しかし、ベストスコアラーランキングで2位のゴンチャロワはコートに立つたびに決定機で高い集中力を発揮。20本中11本のスパイクを決めた。
全試合を終えてのゴンチャロワの決定率は49・38%。4試合終了時の決定率が52・55%で1位の中国シュ・テイが登場する第3試合日本×中国の結果を待つ。
ゴンチャロワとコシェレワには日本のファンも多く、試合後には時間をかけてファンとの写真撮影やサインに応じた。ゴンチャロワは鳴り物や音楽を使って演出する日本の大会について「とても好き。心地よくプレーできる」と歓迎し、日本のファンについても「キュートで私たちにいつも親切にしてくれる」と好印象を口にした。
若手主体で今大会に臨んだ韓国はこの日もストレートで敗れたが、20歳のウィングスパイカー、イ・ジェヨンが強烈なバックアタックを決めるなどスパイク11得点と奮闘。若手の発掘をテーマにしていたホン・ソンジン監督は「この大会でかなり選手を分析できた。来年から何かが変わり始める」と手応えをつかんでいた。
2017.09.10