日本男子代表は11日、愛知・名古屋市の日本ガイシホールで公式練習を行った。あす12日（火）に控えた初戦の米国戦に向け気合十分。柳田将洋、石川祐希のＷエースからは全勝宣言も飛び出した。

　声で米国を圧倒した。メーンコートに入ってくるなりエンジン全開。各選手が絶え間なく大きな掛け声を出し続け、入れ替わりで出て行った米国の選手たちが「何事か？」と振り返るほどだった。メニューはスパイク練習やコンビネーションなど。柳田は十八番のバックアタックを豪快に叩き込み、石川はクロスとストレートを打ち分けながら次々と鋭いスパイクを放つなど軽快な動きを見せた。

　レセプションの練習では、柳田と石川の"対決"も。練習は、柳田らのジャンプサーブをレシーバーたちが受ける形で行われた。レシーブ組に入った石川は、柳田の強烈なサーブを受け損ねる場面もあったが、しっかりとパスも成功させ、結果は引き分けとなった。

　練習後、柳田は「いい準備ができた。あとは自分たちのプレーをするだけ」と戦闘準備完了。自身のストロングポイントであるジャンプサーブについては「結果を出していきたい」と気炎を上げ、目標に関しては「全勝です。自信をもってやっています」と宣言した。

　石川は「今日は体育館の感触をつかみながらやりました」と練習を振り返り、「順調にきています」と力強く語った。米国とは事前合宿で練習試合をしており、「ある程度、イメージはできています。レセプションからのサイドアウトをしっかりとやっていきたい」と対策はバッチリ。大会に向けては「全て勝ちに行きます」と意気込んだ。

　日本ＶＳ米国はあす夜７時から日本テレビ系で独占生中継（一部地域を除く）。