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2017.09.12

リオのリベンジ!イランがイタリアに激勝利

 男子のワールドグランドチャンピオンズカップ2017の初日第2試合で、16年リオ五輪銀メダルで世界ランキング4位のイタリアと同8位のイランが対戦。リオ五輪準々決勝の再現となった一戦は最終セットまでもつれ込む激戦の末、イランが勝利を収めた。

 "アジアの虎"が吠えた。まさに死闘をものにした。第1セットは25‐19、第2セットは23‐25、第3セットは28‐26、第4セットは31‐29という打ち合い。リオでストレート負けを喫し、リベンジに燃えるイランの執念が勝敗を分けた。

 第5セットも序盤は競った展開が続いたが、5‐4の場面でポイントゲッターの1人エバディプールがラリーから冷静に落とし込み、2点リード。続くプレーでも相手レシーブの乱れから返ってきたボールをエバディプールが直接叩き込み、一気に流れを引き寄せた。

 チアホーンを用いたイラン人サポーターの応援が会場に鳴り響く中、勢いに乗ったイランはエース、ガフールのスパイクなどで得点を重ねた。10‐6の場面では、難しい態勢からガフールがスパイクを決め、倒れ込みながら雄叫びを上げた。その後も相手の猛攻を必死につなぎ、攻撃につなげていった。

 14‐9で迎えたマッチポイント。イタリアのエース、フィリッポ・ランザのスパイクとブロックでしのがれたが、最後はミドルブロッカー(MB)、セイエドモハンマドの速攻が相手ブロックを弾いた。

 イタリアはランザがスパイク22得点、MBダニエレ・マッツォーネが6ブロックをマークするなど奮闘したが、イランの気迫の前に屈した。

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