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2017.09.14

中垣内監督「収穫はサイドアウトと出耒田」

 13日に行われたワールドグランドチャンピオンズカップ2017男子大会の第2戦で、日本はヨーロッパ代表のフランスと対決。第2、第3セットは接戦に持ち込んだが、ストレートで敗れた。試合後、中垣内祐一監督と選手が会見した。

 結果は出せなかったが、次戦に向けて得るものもあった。中垣内監督は「サイドアウトは機能していた。前半はクイックで攻めるという作戦もある程度、うまくいった。ブロックを絞られたところでサイドにボールを振りだしたが、出耒田(敬)が何とか最後までやり切ったと。それがきょうの収穫です」と手応えを口にした。

 課題はサーブの精度の向上。この日は相手リベロにサーブを打ち込こみ、正確なパスを返されるシーンが多々見られた。「サーブはもう少し攻められる。大阪から、もう少しリスクを負ってサーブで攻めていきたい」と、移動日を挟んで15日(金)から始まる大阪ラウンドでの挽回を図る。

 ジャンプサーブが武器の柳田将洋も「サーブではまだ仕事ができていない。残り3戦、しっかりと調整して、相手に脅威を与えられるようにしたい」と力を込めた。

【各選手のコメント】
柳田将洋
きょうは出だしから相手にリードされる場面が多かったのですが、イージーなボールを処理し切れなかったことで、自分たちで攻撃の幅を狭めてしまいました。

藤井直伸
もったいないゲーム。自分たちのミスで勝ち切れませんでした。こういう試合をものにできないと世界とは戦えないし、自分たちの成長もないと思います。きょうは相手のミドルブロッカーを主に見ていました。コミットブロック(スパイカーの動きを予測して飛ぶブロック)が多いと把握していたので、その特徴に当てはめながら試合を運ぶようにしました。

出耒田敬
終盤まで競った第2、第3セットを勝ち切ることが、今の自分たちに必要なことだと思います。昨日に比べるとサイドアウトはよく取れていました。ただ、チャンスで確実に点を取れないと勝ち切ることはできないので、プレーのクオリティーを上げていきたいです。個人的には昨日とてもふがいないプレーをしてしまったので、きょうは全面的に気持ちを出して思い切りやりました。

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